2011年10月02日

Sherman Hill へ

 久し振りに夏のシャーマン・ヒルに行ってみよう、と車を西に走らせた。30分も走れば目的地だ。行ったことがない地点から列車を長いレンズで撮ろうということで、やや高い丘に登るつもりであった。
 GPSの指示通りに車を走らせるのだが、あちこちで、”No Trespassing", ”Private Property”という札に遭遇して、Uターンせざるを得ない。冬はまだしも、夏は人が居る可能性があり、必ずライフルを持っているので、撃たれる可能性がある。法律上、撃たれても何も文句を言えないので引き下がった。

 仕方なく、Harriman新線の方に行き、そこで待ち構えようと思ったが、思わぬ伏兵に出会った。
 こめかみが刺すように痛む。高山病の症状である。下手をすると失神することもありうるので、深呼吸を数十回繰り返し、酸素を脳に送り込んだ。
 しばらくすると、痛みが和らいだので、GPSを頼りに最短距離でふもとまで逃げ帰った。標高2000mほどになると何も問題ない。シャイアンの町は1900m弱である。

 シャーマン・ヒルは2400m程度であるが、途中ではもう少し高い2700m近くのところも通った。しかし、この程度の高度で症状が出るとは、自らの心肺能力の低下には驚かざるを得ない。
 若い時はスキーで3900mほどの地点までよく行ったものだ。同行者が気分が悪くなったので、助けながら降りたこともある。歩いて登った最高地点は4100mであったが、遠い過去のことになった。

 ともかく、今回わかったことは、もうシャーマン・ヒルには一人では行けないということである。そういうわけで、今回はろくな写真がない。
 
2510 この写真がどこで撮られたのかが分かったのは唯一の収穫であった。

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