2011年07月17日

続々 Carbon Rod Soldering on Conductive Surface

d6bb09b7.jpg ピンセット型の物も持っているが、効率が悪くあまり使わない。このピンセットの先は赤くなるが、発生した熱の2割くらいしか相手に伝わらないので、小さいものを持って組み立てるときぐらいしか使用しない。



 直流電源を使うことも可能であるが、場合によって電極から有毒な塩素ガスが出る可能性があるので気を付けて戴きたい。もし直流を使われるなら炭素側をマイナス極にされたい。そうすると相手のブラス側が多少溶解して、塩素は出ない。炭素極をプラス極にすると塩素が出るだろう。もちろんこれは塩化亜鉛を使った場合の話である。いわゆるペーストならば関係ない。交流では極が入れ替わるので、実質的に塩素は発生しない。
 アメリカではかなりの人が、ペーストを使う。後始末が楽だからであろう。アセトンを入れた容器が置いてあって、それで洗ったり、ティッシュに含ませて拭く。塩化亜鉛を使って水で洗うほうが楽だと筆者は思うのだが…。

 harashima様からのコメントにもあったように、ハンダゴテは熱い。通電時間中、工作物に熱を伝えているのは一体何パーセントくらいの時間であろうか。筆者の経験では5%を越えることはまずない。組立て式レイアウトの配線作業では同じことを繰り返すので、30%くらいは伝熱している。もっとも休んでいる時も熱を発生して、コテの銅の塊にエネルギを貯めていると考えれば 、この種の作業ではもう少しよく使っているだろう。
 炭素棒ハンダ付けは省エネルギであるし、車体の組み立てには最も適する方法である。コテを使うより、素人には簡単である。これを採用すれば、ブラス工作にのめり込む人も増えるであろう。確かに素人には、車体の組み立てをハンダコテ一本でやるというのは難しい作業なのである。

 ある程度の数がまとまれば、このハンダ付け装置の製作を電気屋の知人に頼めるかもしれない。きっと、輸入するよりかなり安くできるであろう。いかがであろうか。

【追記】 簡易キットを用意しようと思い、懇意にしている近所の弱電メーカの社長に話をしてみたら、最低20台あれば、部品集めをしてくれるという。一次巻線だけ巻いた二次線を巻く隙間のあるトランスとか耐熱線などを市場から探すそうだ。炭素棒も手に入るルートを教えて戴いた。作業台に張る厚いブラス板も希望により提供する。素材(アルミ箱も含む)と簡単な説明書を添えた形になる。これはPL法の範囲外であるからそれも念を押されている。場合によっては、同意書を戴くことになるかもしれない。   (2011年7月21日)

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コメント一覧

1. Posted by harashima   2011年07月20日 00:19
私も国内で優秀な製品が販売されるならば購入します。
道具も格好良い方がいいですね。
2. Posted by ozu   2011年07月20日 09:34
自分で作ってみようと思っていましたが、供給していただけるのなら私も欲しいです。
3. Posted by dda40x   2011年07月23日 20:54
今のところ、6台申込があります。私の所属クラブに来月早々告知しますので10台ほどさらに申し込みがあるものと思います。
 今までの経験では70%の申し込みがあると、あとでの申し出にちょうど応じることができます。
 数がまとまった時点で、価格も分かると思います。それまでもう少しお待ちください。
4. Posted by フレッド折澤   2011年07月26日 16:12
dda40x様、初めまして。私も日々楽しく読ませていただいている一人です。
harashima様のブログを拝見して、秋葉原で単巻トランスを見て回りましたが、二次線の選定で悩んで手ぶらで帰ってきました。
キット形式で頒布されるなら参加させて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
5. Posted by dda40x   2011年07月27日 20:50
 今のところ8台です。8月一杯待ってみましょう。20台集まればよいのですが。

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