2011年06月03日

Iowaのガソリン

0786 アイオワ州のガソリン価格は奇妙である。何度通っても同じなので何か特別な理由があるに違いない。
 アメリカのガソリンは日本とは異なり3種類である。Regular, Plus と Premiumである。オクタン価の公称値は 87、91、100となっている。この数値と実際の性能は日本の数値と多少違うが、それはこの際あまり関係がない。
 問題は価格である。レギュラが高いのである。プラスの価格はプリミアムとほとんど違わない。どうしてであろう。店によってプリミアムのほうが安いところがある。Unleaded というのは無鉛ガソリンであり、もはや当然の言葉となった。70年代初期は、Regular, Regular Unleaded, Premium の3種だったと思う。この Unleaded の発音が難しくて、何度も練習したことを思い出す。1 ガロン(3.8 L)が29セントの時代である。 

 この地方産出の石油が、偶然にも高オクタン価のガソリンを作りやすい組成になっているのか、あるいは非常に優秀なアンチノック剤がここで安く手に入るのか、色々考えたがわからない。

 プレミアムガソリンは、高圧縮のエンジン(高出力であろう)の中で、異常燃焼(点火しなくても勝手に燃えて、その衝撃波でシリンダ・ヘッドが壊れたり、ピストンが抜けたりする)を防ぐように調合されている。燃料の密度も多少大きい。
 ガソリンのようなある程度の長さの分子の炭化水素の燃焼熱は、質量に比例すると考えてよいので、同じ価格なら重いガソリンのほうが発熱量が多くて得なのである。この時プリミアムの性能などは考える必要がない。その意味でもプリミアム・ガソリンは数%高くても買う価値がある。ガソリンを買うということは、発熱量を買うことなのである。その点、アルコールが入っていると発熱量が減って出力は低下するわけである。
 最近のようにガソリン価格が高騰した時、レギュラとの価格差が10円で一定であると、200円台になればプリミアムが相対的に安くなると試算する。

Rochelle アイオワは確かに田舎である。それを抜けてイリノイ州に入っても田舎であることには変わりがないが、高速道路が立派になる。Rest Area(沿道の無料休憩所、日本のパーキングエリアに相当)に入り、Coupon Book(ホテルの割引券を綴じたもの)を入手してシカゴ方面を探した。一番安いホテルはRochelleにあった。

 ロシェ−ルの町には有名な複線の平面クロスがある。昨年も行ったのだが、チャンスがあればもう一度行きたいと思っていた。そのチャンスが偶然にもめぐってきたのである。

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コメント一覧

1. Posted by 稲葉 清高   2011年06月03日 17:56
IOWA のハイオクガソリンは E10 (エチルアルコール添加) ではなかったでしたっけ? 調べればその辺のからくりがわかりそうですが、もしこのうろ覚えが正しければ、エチルアルコール添加に対しては補助金が出るとかなんとかで、そちらの方が安いのではないかと思います。
時間の関係で、あやふやで申し訳ありません。
2. Posted by dda40x   2011年06月03日 20:41
稲葉様
 コメントありがとうございます。そうかもしれないとは思ったものの、1987年の時もそうなのです。当時はエタノールの混合はしていなかったはずです。
 プリミアムが一番安かったので、それを満タンにしてさらに補助タンクまで一杯にしました。 
 当時小学生であった子供まで、「アイオワはおかしなところだ。」と言っていました。

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