2011年05月28日

続 Council Bluffsの鉄道公園

0716 この博物館で、探し求めていたものを見つけた。このUPのステンレス製Postal Carである。写真はよく見るのだが、どこにあるのか皆目見当がつかなかった。
 この郵便車は塗装が不要なステンレスなのだが、幕板だけは黄色を塗っている。1967年に全ての長距離郵便が航空便になったので廃車されたのだ。当時の車齢はわずか4年だった。さすがにこの車種は他への転用ができないので、そのまま放置されてしまった。

071907140712 実はこの郵便車は、いずれお見せするが、製作途上である。アルミの押し出しの部材をもらったのでそれを加工してこの形にしようということになった。その部材はリブの多いものであったので、木工用Router(ラウタ)に通して余分なリブを削り落とした。まだそこまでしかできていない。木工用であってもよく注油すればアルミ合金も削れることが分かった。

構成刃先 アルミ合金は削りかすが刃物について「構成刃先」という状態になり、刃先角が大きくなって削れないということになる。だから大量の切削油を流しながら削った。油が飛び散って大変なことになるので庭の真ん中で削った。もちろん作業者はぼろをまとっての作業である。


 さて、もう少し近くに寄ればより細かい写真も撮れたのだが、遠くからでも実物を観察できたのは幸せであった。扉部分の深さとか窓枠の形状等、図面と写真だけではわからないところがあるからだ。数十枚の写真を望遠レンズで撮った。地面から立つ白い柱は、郵便を引っ掛けて置くメイル・クレインと呼ばれるものである。高速走行中にそのメイルを引っ掛けるメイル・キャッチャ、その狙いを付ける風防ガラスなどがよくわかる。この作業は暴風雨・雪の中でも行われた。引っ掛かったメイルバッグは車体側面に叩きつけられるから、その部分にはスポンジ入りパッドが当ててある。白い長方形部分がそれである。機種によってはそれが外にはみ出しているが、これは外装が平面になるようにしてあるようだ。

 筆者のUPのストリームライナ16両編成は少しずつ完成に向けて進んでいるが、歩みは鈍い。しかし、このような実物を観察する機会があるとやる気が出る。
 全金属製なので、全部で30 kgほどになる。自宅のレイアウトで走らせる分には問題ないのだが、よそで見せるときはどうやって運ぶかが問題だ。その機関車も3セット用意している。各セット平均8 kgもある。

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コメント一覧

1. Posted by 鹿ヶ谷   2011年05月28日 13:42
こちらの制御盤屋さんからアルミ、銅、真鍮はタングステン・カーバイド・チップ付きの木工用丸鋸盤で切れるときいて、アルミはこれで切ってます。銅、真鍮は怖いのでまだ試していません。ラウタービットもタングステン・カーバイド付きですよね。構成刃先は丸鋸盤では全くできた記憶がない。後で木を切ったときに取れたのかもしれませんが。
ただ、すり割りフライスでアルミを切ると盛大にできますね。水溶性切削油を掛けながら切ってます。
2. Posted by dda40x   2011年05月28日 15:01
鹿ケ谷様
 構成刃先は付着しているだけなので、その付着力を弱める切削油、物理的衝撃があればなくなります。確かに丸鋸ではできませんね。周速度が速くて、衝撃が強いのでしょうか。ラウタは刃径が小さく、高回転でも周速度は大きくないのかもしれませんね。
3. Posted by AC9   2011年05月28日 22:16
>さすがにこの車種は他への転用ができないので、
>そのまま放置されてしまった。

モーニングサンの写真集にて、MofWツールカーと
なった姿が紹介されておりました。
幕板と裾部だけエメラルドグリーンを塗った姿は、
職用には見えない魅力的なものです。

ところで5903シリーズRPOと言えば、ACF製5900
シリーズとの対比がとても興味深く思います。
車体構造は異なりながら、ほぼ同じ窓/ドア配置
(おそらく内部レイアウトも)の2輌を並べてみると
楽しそうです。

 …何気に私も5903が欲しくなって参りました。
4. Posted by dda40x   2011年05月30日 08:14
AC9様 確認しました。
幕板と裾だけMOWの色に塗ったのは面白いです。
転用不可とは言え、保線用なら何とでもなりますね。
情報ありがとうございます。

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