2011年04月16日

続々 Yuba City の模型屋 

 この模型屋で驚いたことの一つが修理を引き受けることである。

 実はLionel, MTH などの制御方式が微妙に変化するのだ。ヴァージョンが進化すると、制御方式のちがいにより、何か不調が起きるらしい。
 見ているとある顧客が持ち込んできた機関車を運転してみて、「これはLSIを交換すると治る。」と言うのである。「新しいLSIが20ドル弱で手に入るから取り替えてはどうか。」ということになった。
 客はそんなもので治るものかと不満げであったが、交換して内部の電池に充電されるまで3分ほど待った。

 何と治ったのである。客は大喜びで店主と握手し、スキップして帰っていった。聞いてみると、「故障のパターンは限られているから、大体は見当がつく。」という。

 この店が繁盛しているのはこのあたりが大きなファクタであろう。店の奥のほうには大きな工作台があり、各種電源、測定機、工具がぎっしりであった。預かってから1週間で直すそうだ。パーツの棚は天井まであった。

 おもちゃといえどもこのようなサーヴィスを低価格でするのは、顧客にとってはありがたい。最近の製品は電子機器が満載なので、一般人には手を出せないのだから。

 それと迅速な出荷である。外国の客からたくさん注文があるそうだ。スイスから、Lionelの線路を20kg以上も注文があったそうだ。価格は知れているが、それを「Nextday Deliveryで送ってくれ。」と言って来たそうだ。送料が品物の価格の3倍もかかるので、「普通の航空便にしたらどうか。」と言ったところ、「待ちきれない。早く送れ。」と念を押されたそうだ。
 世の中には色々な人がいるものだ。
 
 


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