2011年01月07日

続々 鉄道模型の価格

「アメリカ型鉄道模型は安い」と書いたが、それはHOを楽しんでいらっしゃる方からもよく聞く。日本型は高すぎるのである。あまりにも凝り過ぎて手の入れ様がないらしい。塗装済み完成品を眺めて、箱に入れてしまうのが鉄道模型の楽しみとすれば、それはあまりにも面白味に欠けると感じるのは筆者だけだろうか。

 線路に置いて走らなければ意味がない。出来ればよく走って欲しい。音も出ると嬉しい。このようなHO模型をアメリカでは既製品として市販している。価格も決して高くない。小さいから航空便で送っても送料は知れている。

 日本でOゲージが衰退したのは、TMSの方針という説もあるが、KTMをはじめとするメーカが、より優れたものを作ろうという気迫に欠けていたことがファクタとして大きい。良いものは輸出品だけで国内向けはおもちゃの域を出なかった。仕方なく自作する人たちは、クラブを組織し精緻な模型を作り、それが綿々と続いて現在につながる。  
 彼らは完成品の模型を買わない人が多いので、メーカはますます製品化をしなくなった。しかし、何かの切っ掛けで量産品が現れるとファンの数が急に増える。それはOJのC62であった。これは祖父江氏の製造で、筆者が17号機の上にまたがって写真を撮ってきた資料に基づいている。もちろんそれを保存していた公園の園長の正式な許可を取った上での行動である。 

 さて、あるOJファンの言葉を紹介しよう。
「鉄道模型押入れ一杯でいくらかと言われたら、HOが一番高い。」
 これは完成品を買い集めたときの価格であるそうな。彼は我が家に来てOゲージ機関車の箱の寸法をいくつか測定して行った。「HOは箱が小さいからな。」と言う。

 何度か細かい計算をして、HO,N,O,Gの順であると断言した。このような次元での価格比較は初めてであったので、妙に感銘を受けた。亭主が自由に出来る空間は押入れ一本であるという前提だそうだ。

 都市部に住むとそういうことになるのだろう。筆者は早々に田舎に住居を移したので、地下室全部を自由に使っている。もっと田舎に行けば平屋で楽しめるであろう。

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コメント一覧

1. Posted by コン   2011年01月07日 17:57
いつも楽しく拝見しています。模型の価格を容積で比較するとは、面白いですね。OとHOは体積比では8:1ですから、その比較だとOはずいぶん安いですね。ちなみに、重量比で考えても似たようなものでしょうか?
2. Posted by dda40x   2011年01月07日 22:11
 コメントありがとうございます。

 私も体積あたりの価格と言う考え方には驚きました。

 質量あたりの価格も似たようなものだと思います。Oは確かに安いですね。

 それと1輌あたりの満足度と言う計り方が出来れば、これまたOは安いかもしれませんね。バネの効き具合、衝突に耐える構造、ロッド孔を減り難くする工夫など、HO以下とは少々違い、考えて作る楽しみがあります。
 

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