2010年11月10日

Track Sweeper

 コメント以外にも、いくつかお便りを戴いている。大半が正解で、掃除機である。自動車用の掃除機を手に入れた。それを分解してみると、直径50mmのロータが1万回転ほどで廻るようになっていた。負荷時の電流は2Aも食う。出力は7W程度であろう。設計者は流体力学をあまり勉強したことがないようで、少々情けない作りであった。外側を完全に壊し、遠心ポンプの原理に従って外被を作った。排気は天井の穴から排出する。

 工夫は吸い込み口である。綿埃を吸うのは当然であるが、今回の掃除機は金属片を吸い込む工夫である。これはしばらく前にも書いたが、渦電流を利用する。
 粗大ごみの分別装置を見て、閃いた。回転する強力磁石を用いて、鉄以外の金属片、たとえばブラスのネジやアルミ製のワッシャなどを吸い込む手助けになるはずである。
 鉄片を巻き込むとバランスが崩れてまずいことが起こるので、事前に強力な磁石で鉄片だけは吸い付けて除く様にする。最近話題の中国産のネオジムをふんだんに使った磁石のサンプルが大量にあり、それを使う方法を探っていたので、タイミングとしては良かった。市販品もまだ安い。

 最高温度はせいぜい 120℃であるから、高温になりそうなところには使えないが、このような用途には良い。

 15mm×30mm×厚さ3mm程度の小さな磁石であるが、厚い鉄板に付けると剥がすのに4kg重ほどの力が必要である。

 貨車の床下に付けると、鉄レイルを引き付ける。明らかに実際の自重よりも重く感じる。下手をすると鉄のスパイクが引き抜かれるのではないかと思うほど強い磁石である。一回りすると細かい鉄粉を沢山付けて帰ってくる。

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