2010年07月23日

続 Phil Marcus氏 のレイアウトを訪ねて

 phil's Machine shopPhil's flangePhil's flange 2




 これがフィルの工作室である。実に殺風景で、旋盤とボール盤以外何もない。旋盤はシアーズという大手の通販専門百貨店で売っていたものだ。1970年までの製品は、間違いなくアメリカ製である。これは使いやすい旋盤で、筆者も欲しかった。モータを後ろに取り付けているが、下に付ける方法もある。ベルトに何か巻き付くと事故のもとであるから、子供は入ってはいけない部屋である。
 
 スクラッチビルドはしないという。完成品をばらして組み直すのだそうだ。筆者とその点は共通している。このレイアウト上の全ての車輌は、自分で挽き直した車輪を付けていると胸を張った。
 車輪を挽き直すときは、ばらさずそのまま挽くという。トレッドの部分をテーパーを合わせたコレットでつかみ、ほんの少し飛び出しているフランジを総型バイトで削るという原始的な方法である。そのあとで、細かいサンドペーパで挽き目を目立たなくするという方法である。

 金属製の車輪を購入して削り直すのだ。その完成品を見せてもらった。RP25のままの幅で高さのみを削っている。誰しも考える方法である。実に丸いフランジだ。
 ここでフランジを薄くすることを考えれば、筆者のLow-Dに近づく。

 フランジの高さは脱線防止に寄与しないという事実を証明していることは賞賛に値する。

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コメント一覧

1. Posted by 佐々木精一   2010年07月23日 08:19
>子供は入ってはいけない部屋
ベルトが奥にあるとは言え、子供を部屋に入れるのも、髪の長い女性などを入れるのも心配になります。
工作機械のレイアウトが所有者一人で作業するモノになっているようです。
一般的にも工作機械のレイアウトは、作業の流れの合理性と安全性において、それなりの配慮が求められますね。
2. Posted by 村田   2010年07月26日 10:57
記事を読んでいて気がついたのですが、Phil氏は「ともかくフランジを低くしたい」ということなのか?「dda40xさんのように車輪形状をより効率の良いものにしたい」ということで加工を行っているのか?どちらなのかと思いました。

フランジ高さを低くするだけでは、低抵抗にはならない?と思ったのですが、いかがなものでしょうか。
3. Posted by dda40x   2010年07月27日 07:43
 フィルは「ともかくフランジを低くしたい」と考えたのです。横から見たときの高いフランジは許せないと思ったのでしょう。

 当然フランジ高さを低くするだけでは、低抵抗にはなりません。レイアウトはカーヴの連続ですから、カーヴでの抵抗減少を図るのが Lo-D です。村田さんの車輪のフランジに、フェルトペンで薄く色を付けて、カーヴを走らせてみてください。どこが当たっているかはすぐ分かります。

 私が過去に見た範囲では、ほとんどの場合、軸受の精度、注油に問題があると思います。フランジの話はその次です。
4. Posted by 村田   2010年07月27日 08:48
フランジの件、その調査方法は興味深いので、近々テストしてみることにします。

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