2010年04月26日

続 Detroit Model Railroad Club

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 機関庫周辺を見ると、3Ftナローゲージが併設されている。普通ならば片側に寄せて三線式となるところを、四線式としている。
 その理由はターンテイブルを併用したいためであった。ターンテイブルでは中心を合わせておかないと、重心が偏る。従って、ターンテイブル周辺だけを四線式にする必要があるが、ここではその周辺を四線式にしている。珍しい配置だ。
 サクラメントの鉄道博物館のターンテイブルもこれと同じ方式であるが、実物にこの方式があったのかどうかは知らない。

 偏った重心のことをクリアできる設計法であれば、三線式でも、ターンテイブルにもう一本付け加えてそこだけ四線でもよいはずだ。実際には回転橋の重心は大切であるので、そのような構造のものは見たことがない。
 
 Oスケールは実物の正確な縮尺模型ではなく、線路幅が1.8mm広いので、三線式にすると、ナロー側が狭く見える(正確には標準軌側が広く見える)ので、これはそれから逃れる良い方法なのかもしれない。

コメント一覧

1. Posted by arx   2010年04月26日 12:31
わたしが趣味の対象としているRio GrandeのAlamosa(コロラド州)にあったdual gauge turntableの画像です。真正面からの写真をどこか書籍で見た記憶があるのですが、見つけられませんでした。

http://www.steamrailroadphotos.com/photopost/showphoto.php?photo=487&size=big


ところで気になったのがこの画像です。

http://www.rec-farnborough.org.uk/travelogue.htm

下の方にポルトガルにあるというターンテーブルなのですが、直前まで3線です。強引に載せていたのでしょうか…
2. Posted by dda40x   2010年04月26日 20:52
>直前まで3線です。強引に載せていたのでしょうか…

 橋に載せた時の重心を合わせるために4線にしただけで、spur track (放射状の線路)はごく普通に敷いてあるように見えます。レールを合わせれば、多少の角度の違いは問題なしのように見えますが…

 どちらかというとこちらの方が自然に感じます。spur trackが4線は不自然に思えます。 
3. Posted by railtruck   2010年04月27日 09:38
Alamosaの真正面からの写真と、ドイツHSBのターンテーブルです。ご参考まで
http://railroad.union.rpi.edu/displayimage.php?i=22450
http://www.rypn.org/rypn_files/articles/Articles/050101sammy/images/hsb_016.jpg
4. Posted by dda40x   2010年04月28日 11:57
おお、これはすごいですね。ドイツのは確かに4線です。Alamosaのは良く見えませんでしたが、かろうじて4線のように見えます。

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