2010年02月10日

イコライザの設計 その3

4-6-2 trailing truck suspension パシフィックの従台車はイコライザが露出しているのもある。日本型はほとんど露出している。このような場合、完全に浮動しているだけでは面白くない。見掛け上のイコライザが作動しているかのようにしたい。蒸気機関車の走行を楽しむ大きな楽しみの一つがイコライザの動作を眺めることである。日本型HOゲージの場合は従台車と後部台枠が一体のダイカストになっているものが大半で、イコライザは動かない。

UP 4-6-2 これはイギリスの本でヒントを得られたそうだが、上図のようなバネ作動の方法もある。これは吉岡精一氏のレポートにあった。そのレポートを受け取って、早速作ってみたのがこれである。
 イコライザは薄く作れる。これはバネがあるからである。このような形を作るときは、やや厚めの板をたたいて薄くして使う。加工硬化を起こさせるためである。微妙に曲がっていてもまっすぐの材料から曲げて作り、たたいてから両面をヤスり落とす。薄くても堅いイコライザ・レヴァが出来る。実物は鍛造だから意外と薄い。普通のブラスでは厚く作らないと曲がってしまう。穴が開いていて応力が集中するからである。バネなしイコライザであると、壊れやすいのはこの部分だ。
 この機関車は韓国のアジンの製品である。サンプルを送って寄こしたので、いじくり廻して改造例を送ってやった。当初の製品はイコライザが第三動輪のタイヤの陰でぷっつりと切れていた。実物の構造を知らない人が作るとそういうものである。

 ヴァルブ・ギヤはお粗末な作りで、全て作り直した。下回りは100%作り直したわけで、実に立派な機関車になった。この写真で、サウンド装置の接触子が見える。
 色が塗ってないので、早々に完成させたい。

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コメント一覧

1. Posted by 村田   2010年02月12日 09:05
私はもっぱら日本型の蒸気機関車なので、コール式(これはALCOの8900の導入後で日本で使われたものですよね?)の従台車はおなじみの形式であります。

お恥ずかしいことに、私の組んだ車両は、全自作の8900を含めて「重りをかけているだけ」の形式であります。

C54までのコール式の従台車は、稼動部(と言って判る人はかなりの蒸気通ですが)が下台車と別になっているのでイコライザを稼動させるのは容易な感じがしました。
それでもカーブ通過は900Rくらいになりそうな気がしましたので私はそこまですることができませんでした。
C55以降のものは、日本得意(笑)の簡略化により、バネ部が直接従台車枠をそのまま担うようになっているので、さらに難易度が高そうです。

TMSの昔のC54のイコライザ化の記事でその例を見て「いつかやってみたい」と思いつつ、そのままになっています。

dda40xさんの蒸機の下回りを見ていますと、やる気が出てきます。

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