2010年01月31日

equalized と sprung その8

 昨日の"井上式”イコライザの装備車両は時々見る。走らせているのを見ると、レイルの継ぎ目でゴツンゴツンと音がする。ボイラに鉛を注ぎ込んだ車輌であれば、走らせていると徐々に壊れてくることは明白だ。軸箱の直上の尖った部分が、徐々につぶれていく。

 それから逃れるには、一番長いイコライザをバネで曲がるようにすればよい。一か所でもバネで曲がれば、イコライズされるのだから、機構上一番都合のよい場所を探す。その場所が曲がれば、インパクトが小さくなるので、"井上式"イコライザは薄く、小さくできる。
 いろいろな場合が考えられるので、HO以下の場合は工夫されるとよいだろう。

曲がるイコライザ たとえばこのような工夫はどうだろう。フレームの中の空いた部分にバネ装置を付ければよい。引きバネでも、押しバネでもよいから付ければよいのだ。
 この図では、先台車の緩衝装置は省略してある。

イコライザ・ダンパ この方法は極めて模型的な工夫であるが、うまく作動する。実物に比べてバネ下質量が無視できるのでこれで良いのだ。ただし、重ね板バネに比べると、ダンピング効果がないから、それは別の工夫が要る。軸箱とぺデスタルの間にやや粘いグリスを塗るだけでも十分過ぎる効果がある。
 メカニズムに頼りたいのなら、何かの摺動片を付けて、摩擦させればよい。

一か所でも可動し、その部分がダンピングされていれば、それは一系統全てに影響が及ぶから、問題は解決する。

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コメント一覧

1. Posted by 村田   2010年02月01日 23:17
このバネのしくみ、面白いですね。
私がこのタイプで見たことがあるのは、(古い)戦車やブルドーザーにこの手のリンク+バネ(ただし圧縮側に作用)であります。
言い訳っぽく(笑)なってしまいますが、16番の蒸気の台枠内に仕込むためには、コイルバネは厳しいような気がするので、むしろ球形の小さいゴムを圧縮側に作用するように使うと効果が出るような気がします。

吊掛モーターが一段落したところで、手持ちの蒸気にその手のしくみを仕込んでテストしてみようと思います。
2. Posted by dda40x   2010年02月01日 23:31
そういえばM4シャーマン戦車の後期型にその手の台車がありますね。
押しバネでも引きバネでも同じです。空いているところに付ければよいので工夫の余地はいくらでもあります。リンクを伸ばして火室の中に入れることも不可能ではないでしょう。
このメカニズムの大事な点はバネ一つで全体を受け持つことです。
ゴムに関しては続編で触れてあります。

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