2010年01月29日

equalized と sprung その7

equalizer イコライザを付けたという話はよく聞くが、イコライザを設計したという話はまず聞かない。

 左の図の上は4-6-0タイプのイコライザである。先台車は一点で、動輪軸は二点で受けて三点支持となる。先回のF級電気機関車と同じ形で分かり易いと思う。
 いま、最後軸が少し持ち上がったとする。するとイコライザはこのような変位を示す。ここで大切なのは、変位を生じた隣の板バネが最も大きな動きを示すことである。
 模型の場合は変動が大きい可能性があるので、板バネのシーソウ運動の余裕を確認する必要があることがお分かりであろう。もちろんこの時、機関車の主台枠は、わずかに後ろが持ち上がる。
 厳密に言うと、釣り合いがとれた時には持ち上がっている。本物が走っているときには、機関車には慣性があるので瞬時に持ち上がることが出来ない。数個の板バネが曲がってそれをしのぎ、しかるべき時間ののちに板バネが復元して釣り合いのとれた状態になる。線路が下に沈むというのも大きなポイントだ。
 しかしながら模型の場合は、線路は硬く、そう簡単には沈まない。すなわち、車体の方でそのインパクトを緩和する(簡単に言えば、変位が長い時間かかって行われるようにすること)が必要である。

 右の図は "井上式" 簡易イコライザである。「≡」の記号があるのは、同等であるという意味である。もちろんバネがないことは承知いただきたい。つまり、左の図の重ね板バネが曲がらない材質で出来ていれば、右の図と全く同じである。
 しかしながら、これを本物のサイズにすると、右のイコライザは太くて重い。とても扱いにくい。重ね板バネと交互に置けば、バネ下質量が小さくなり、さらに具合がよい。

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