2010年01月27日

equalized と sprung その6

F級台車のイコライジング F級電気機関車の先台車のセンタ・ピンにバネを入れたという話を最近聞いた。「落ち着かない走りをしたから、やはりバネ付きイコライザは駄目だ。」と言うのだ。

 それはおかしな話だ。先台車にはバネは入れなかったという。3つの動軸には重ね板バネ型を摸した動かないものを付け、実物同様のイコライザを入れているそうだ。それでは駄目だろう。この方法では全体でバネは一か所であるから、荷重変化により、台枠全体の姿勢が大きく変わる。すなわち板バネは大きく向きが変わる。また、線路の不整で跳び上がることがある。
 全ての重ね板バネをほとんどたわまない様に硬く作り、先台車センタ・ピンはバネなしにすべきである。この図の先台車には、コイルバネ風のものが描いてあるが、本当は重ね板バネのような内部損失の大きなものが適する。
 バネ付きイコライザを正しくセットするのは難しいだろうと思う。姿勢が少しでも変わると、板バネが傾く。その向きを全て水平にしようと思うとかなりの調整時間が必要だろう。この点については栗生弘太郎氏からメイルを戴いている。氏は本物の電車の水平調整を取るのが難しいことから推測されている。

 40年ほど前、実物のF級電気と並走しているときに、その動作を眺めたが、バネはほとんどたわまない。しかし目に見えない位はたわんでいるはずだ。その程度のたわみなのである。

 HO模型を作っている人から、「仰ることは全て正論なのですが、HOの大きさではバネ付きにするのはとても難しいと思います。」というご意見を戴いている。
 ゴム片を付けるか、井上方式の簡易イコライザの主イコライザにバネを付ける以外ない。実はゴム方式はK氏が近々発表されると思うし、バネ付き簡易イコライザは筆者がチャレンジャのテンダに付けるべく製作中であるのでお待ちいただきたい。

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コメント一覧

1. Posted by 村田   2010年01月27日 09:10
私が最初にイコライザ化が必要と感じたのは、テンホイーラーやパシフィックの蒸気でした。
これらの車両は、動輪前に台枠(カプラーまで)が延びており、その途中にバネでポンポンと跳ねる先台車があるものですから、重連などするとKDカプラーが外れてしまって困っていたのでした。
ちょっと勇気は必要(笑)でしたが、バネ(単のセンターピンに入れているもの)を抜き、重量バランスを取ってイコライザにすると快調に走るようになったものです。

16番におけるバネ入りイコライザは、かつての私はコイルバネによる方法(細かい振動の吸収は柔らかいバネが必須と考えていたので)を検討したので断念しました。
その後20年近く経過、今乗っているローバーミニ(あのラバーコーンサスのやつ)が「こんなに固いゴムでも大丈夫なのか」と自分が体感することで、ゴム式を検討しても良いかも?と思うようになっています。

近々、なにかの形で試してみたいと思います。
2. Posted by dda40x   2010年01月30日 12:05
> バネでポンポンと跳ねる先台車があるものですから…

 素晴らしい体験をなさいましたね。本当にその通りなのですが、走らせたことのない人には判らないことのようです。柔かいコイルバネだけで浮かせると飛び跳ねます。
 バネは必ず摺動面を持つ部分と共存させねばなりませんね。ダンピング効果は大切なことなのですが、工作台の上だけで完結してしまう人には、ご理解戴くのは難しいことのようです。
 明日の記事はその解決法です。
 

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