2010年01月25日

equalized と sprung その5

 先日、伊藤剛氏にこの話をした。

「バネは、あった方がよいに決まっています。付けてはいけない、というのは間違いです。そんなことを仰っる人があるのですか。バネがなければ、そのうち壊れてしまいますよ。」
と、当然のように仰った。

 以前、井上豊氏の話を書いた。これは栗生弘太郎氏のブログにも引用されている。

 井上氏は、戦前戦後の蒸気機関車による特急運転の経験者で、構造には当然詳しい。「どんなものにもバネは必要だ。バネがなかったら壊れてしまうよ。プラットホームの上の手荷物運搬の車も、ゴムタイヤがなければ壊れてしまう。昔はバネなし鉄タイヤだったから、車軸などが折れないように太くしてあって重かった。ゴムタイヤが使われるようになってから、軽く設計できるようになったのだ。」
バネなしイコライザなんてのは、ありゃ絵に描いた餅でね…。」と仰った。
だから、TMSに連載された記事については、自らはあまり評価していなかったのだ。
「まあ、HOで軽いし、速度も遅いからね。勘弁してもらおうか。」という程度のことであった。「あの記事は、こうすると出来ますというだけで、これでなくてはいかんという意味じゃあないんだがね。」と勘違いをすることを恐れていたように感じた。

 そういうわけで、筆者のイコライズ計画に対しては「重ね板バネを使うこと」と念を押されたのだ。

コメント一覧

1. Posted by 村田   2010年01月25日 09:08
私は一時期イコライザに凝ったことがあります。
蒸気だけでなく、ED54やEF50もイコライザにしました。

そのときのイコライザにはバネは仕込んでありません。

それを見た人がときどき「イコライザにするとバネは要らないですよね」と言う人がいたのですが、私は「やはりバネ無しだと固い(車輪の音など)です。バネは入れたいのですが16番の制約と適切なバネ(HOは軽い)で入れられないのです」と答えていました。

いずれ、バネ入りを試してみたいです。

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