2010年01月19日

equalized と sprung その2

バネ無しイコライズド台車とバネ付きイコライズド台車 この2週間で車検落ちの貨車の整備が終わった。車輪以外に台車センタ・ピンのあたりの不具合も車検項目に入れている。
 台車にスプリングがない時には二つのセンタ・ピンにワッシャをはさみ、適当なスプリングを入れてネジを締める。スプリングが入った台車のときは、三点支持になるように台車ボルスタのサイドベアリングを有効にする。これらの作業の目的は、線路の不整により車体が左右に振られる時、車輪が浮くことを防ぐためである。

 イコライズだけの台車ではセンタ・ピンで車体が多少傾くようにする。そうしないとねじれた線路に追随できない。これは擬似二点支持である。人によって四点支持と呼ぶようである。
 sprung(ばねが効いている)であれば、多少の傾きはバネの中で吸収される。三点支持でもうまく作動する

 こう書くと、「三点支持なら、どんな不整な線路でも追随するはずだ。」と思われる方は多いが、重く、重心の高い車輛では、線路のひねりに対して車体の振り遅れが必ず発生する。すると三点支持だけでは車輌の進行方向によって、ひねりへの追随能力に差が生じる。
 バネがよく効いていると、車体の振り遅れは、バネで吸収され脱線しなくなる。また、推進運転でも安定する。

 筆者のレイアウトには、カント付きのSカーヴがある。緩和曲線もついていて、カントもかなり合理的につけてある。そこを、長大編成の中間にはさまれてかなりの高速で無事通過できなければ、車検を通過できない。

 イコライズは静的なつり合いだけでは機能しない。必ず動的なつり合いも考慮する必要があることをこの線路上の運転は教えてくれる。イコライジングには、バネも必要なのである。

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