2010年01月17日

equalized と sprung その1

 オークションで落としたデルリン製コイルバネ付きのAthearnの台車を、重いブラス製車輌に付けると、とても静かである。一方、同じデルリン製ではあるが、イコライズだけのWeaverの台車が、重いブラス製車輌に付いているとやかましい。
 レイルの継ぎ目、ポイントのフログでコンコンという音がする。バネがついていれば、ショックを吸収するので、タタンタタンと小気味よく響く。

 今回の事件が解決したので、重いブラス貨車に仮に付けてあったウィ―ヴァの台車を、アサンのバネ付き台車に取り替えた。
 スケールスピードで時速60マイルの貨物列車が、実に静かに走るようになった。新しい車輪の真円度が高いので転動音が小さくなったこともあるが、レイル・ジョイントを踏む音が格段に小さくなったことが大きい。

 カブースの台車はLobaughのブロンズ製である。イコライズするだけの青銅鋳物である。見掛けはとても良いのでそのまま使っているが、ポイントを通る音が凄まじい。カツンカツンと脳天に響く音がする。イコライズだけでは駄目なのである。フログがその瞬間に確実に壊れていく。

 同じカブースでsprung(バネの効いた)台車を付けたものがある。それを走らせると気持ちの良い音がする。

 イコライザにバネを付けてはいけないとおっしゃる方たちに、その音を聞かせて差し上げたい。Oゲージともなると慣性が大きく、バネなしイコライザはすぐにへたってしまうし、レイルにも良くない。フログは速やかにつぶれてしまう。
 貨車でさえもこの調子であるから、重い機関車でバネが付いていないとどうなるかは、想像に難くない。

コメント一覧

1. Posted by 佐々木 精一   2010年01月17日 12:22
本当にその通りだと思います。

バネがショックを吸収するということを、イコライザ単独至上主義者とでもいう人たちに理解してもらいたいものです。
2. Posted by dda40x   2010年01月19日 00:41
どこをどう考えると、バネが要らなくなるのか、私には判りません。
法律では鉄道車両には、バネが必要と書いてあるそうです。
結局は、重い列車を牽いて走らせるという経験がないからだと思います。
ディーゼルの多重連で100輌牽くと言うのは簡単な話です。蒸気機関車が単機で重列車を牽くとき、軸重は大きいので、バネがないと壊れてしまいます。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Categories
  • ライブドアブログ