2010年01月07日

車検の日

 今年も大みそかには車検を行った。レイアウト上の全ての車輌をひっくり返して、旧規格の車輪を探し出す。旧アトラスのプラスティック台車は2 mmのプレーン軸なので、それに合わせてRP25を作ってはめたのが何台か紛れ込んでいた。台車ごと外して、最新のデルリン台車にLow-D車輪をはめたものに取り換える。けしからぬことにボルスタ高さが異なるので、改造用部品を作っておいたのをはめて完成である。1.8 %の坂を下る程度のものであったが、0.3 %でも動いてしまうほど軽くなる。

 また、アサンのデルリン台車にはめたステンレス製RP25が見つかるので、その場でLow-Dに取り換える。一晩で100軸以上はめ替えた。

 せっかく車輪を塗装してあったのに、またはじめからやり直しだ。連結器高さが合っていても、妙に腰高な車輌もたまにあるので、実物写真を見て確認する。今年も容赦なく不合格にしたので、正月早々その修正作業に忙しい。

 連結器をむしって、台座を削り落すかハンダを外して連結器中心を持ち上げる。同時にボルスタの座を低くする。
 人間の目は大したもので、0.5 mm 腰高であるだけでも違和感を感じるものだ。
 合格した車輌は機関車につないで運転する。抵抗が少なくなっているので速度が上がる。この日、筆者のUP835 FEF-3 は、当レイアウトで初めて120マイル/時を出した。65輌を引っ張っての記録である。以前は危なくてとてもできなかったが、全車輪がLow-Dであるから安心して高速運転が出来る。しかし非現実的であった。もうそんな遊びをすることもないだろう。

 ポイント脇で見ていると、先台車の復元装置が作動するのがよくわかる。先台車が尖端軌条に入った瞬間に、機関車の鼻が右に動き、機関車が微妙に左に傾くのが分かる。 
 抵抗が小さいが、質量が大きいので、加速時にはスリップするのが分かる。発進時には、連結器が伸びているとスリップが目立つ。少々バックして連結器を詰めて、ゆっくり加速すると、本物のような出発になる。車輪の真円度が高いので、走行音が極端に静かになった。 

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