2009年12月25日

Mining Railroad

 ユタ州の南の方にはカリウム鉱山がある。炭酸カリウムは英語でpotashという。元素名としてはpotassium である。pot(壺)の ash(灰)から得られたのでこの名がある。
 砂漠の中を走っていると切り通しがある。その切り取られた崖から白いものが垂れてかたまっているのに出くわす。舐めてみると塩化カリウムの味である。

 カリウム資源はすべて水溶性なので、ドリルで穴をあけて高圧で水を注入する。流れ出した泥水を沈殿させ、上澄み液を乾燥すると得られる。砂漠の中の乾燥した空気の中では、乾燥は速い。
 このような水溶性の地下資源は、日本にはない。雨が多くて流れてしまうからだ。

 砂漠の中に大きな屋根を架けた工場は、大抵カリ鉱山である。カリウムは肥料として用いられるのと、ガラスの材料になる。

 もうひとつ水溶性の地下資源として、トロナ鉱がある。これは炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの化合物で、ガラスの材料として重要である。昔はソルヴェイ法で作られていたが、現在では天然物を使う方が安い。
 ワイオミングの砂漠の中にある。これは掘って水を掛けて精製するだけなので、いくらでも採れる。埋蔵量が人類の消費量の5万年分という話もあるくらい大きな鉱山だ。

 所々で見かけるウラン鉱山は興味深い。ウラン鉱は色が独特で、露頭しているのが見つかりやすい。大抵のウラン鉱山は埋蔵量が少なくすぐに資源が枯渇する。
 西部の砂漠の中には打ち捨てられた鉱山が沢山あって、どれも筆者の興味の対象である。

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