2009年11月11日

続々々々 Laser Cutting

 日本は工業国である。この種の機械は日本中に沢山あるはずだ。それを使わない手はない。ドリルで下穴を開けて、糸鋸、ヤスリで仕上げる手間は、正直なところ、馬鹿々々しいと感じる。それだけの時間を他に振り向けたい。

 筆者はスクラッチビルドが楽しいと思うことには異論をはさまない。たまには自分もする。しかし全てそれでなくてはならないとは思わぬ。省力化できるところは機械の助けを使うべきである。
 筆者はどちらかと言うと、レイアウトを完成させる方に労力を傾けたい。

 レーザ加工は、ブラスでは薄板加工に威力を発揮する。0.6mm以下なら、本当に美しい。黙ってプレス屋さんに見せると、言葉が出ない。どうやって抜いたのか、見当もつかないほど綺麗なのである。切る線の幅は0.2mm以下である。
 どうしても正確に切りたいときには、そのスリットに通す材料を持って行って、「これがするすると通るようにしてくれ」と言えばよい。丸穴の場合は通すシャフトを持っていくべきである。今回の台車のような場合は、「ぐっと押し込めば入るくらいにしてくれ。」と言えばよい。バリを外せば押し込める。ジグ無しでも自立するので、バーナであぶってハンダ付けすればよい。
 このあたりのさじ加減は、たやすいことのようだ。0.1mm刻みで動かして微調整が出来る。

 友人は電車の張り上げ屋根のあたりの展開図を描いて注文した。例の短冊を細かく作って、曲げて木型の上でハンダ付けし、さっとヤスって出来上がりである。筆者はやったことがないが、CADでそのように展開図を作る位、訳ないらしい。
 ここまでくると、ブラスで物を作るという感覚が遠のいていく。とにかくあっという間にできるのである。窓枠も3枚重ねで作ったのを見せてもらった。美しい。

コメント一覧

1. Posted by 読者   2009年11月19日 00:48
5 画期的ですね。これなら複雑な形状の車両も比較的手軽に作れそうですね。
2. Posted by カンタンク   2010年01月07日 01:47
レーザー加工機では無いですが。
個人でも買える
http://www.originalmind.co.jp/cargo5/black2/
こんなCNCフライスがあります。
私の場合、精度と加工サイズが足りなかったのでCNCフライスを自作してますが。
このような物を使えばレーザーでは中々やれない、ポケット加工も出来て幅が広がると思います。

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