2009年11月03日

Laser Cutting

Daylight Truck しばらくDaylightの工作が停滞していた。車輪やボールベアリングは用意されているのに、台車の工作が進まなかったことが原因だ。この台車は形の怪しい鋳物しか市販されていなくて、しかもその価格が安くはない。良い形の、揺れ枕の作動する台車が欲しかった。ロストワックスという手もあるが、寸法精度が出にくい。車軸が平行でないような台車はお断りだ。

 そんなとき、友人が岐阜県の金属加工屋を紹介してくれた。見学に行くと、ステンレス鋼や刃物鋼をレーザで切っている。切り口は美しい。鋼なら19mm、ブラスなら5mmまで切れるという。切り口は美しく、歪みもない。

 加工単価はそれほど高くもなく、ワイヤカットの1/20程度である。ワイヤカットは型屋の仕事であり、単価が一桁高い。我々はそれほどのものを求めているわけではない。
 蒸気機関車のフレームの軸距離は大切だが、客車の台車では軸が平行であればよい。

Laser Cut 3 概して鋼板を切り抜く方が得意らしい。ブラスは厚いと多少、切り口の滑らかさが失われる。0.5mmのブラスを抜いたのを見たが、糸鋸の達人が抜いたような仕上がりで、プレスで抜いたものとは全く異なる次元の美しさだ。

 筆者のすべての自作車両は、ブラス製である。他の材料は使わない。正直なところ、他の材料ではうまく作る自信がない。ブラスならば、ハンダ付け、ヤスリ掛けで大抵のものは作れる自信がある。
 問題は糸鋸である。内野氏からの仕込みで自信があったが、最近は失敗が多い。レーザ加工で糸鋸工作から解放されれば、何でもできるというわけである。

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コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2009年11月04日 14:38
台車のような同じ寸法の部品をたくさん作らないといけない場合は、レーザーカットやワイヤーカットが効率的だと私も思います。数個のみだと単価がとんでもなく高いですが、結局加工費の大半がデータ入力代なので、数十個つくれば市販パーツとほとんどコストはかわらないと思います。
なおおっしゃるようにレーザーカットで真鍮の厚板を抜くと切断面が粗面になりますね。ワイヤーカットの方が切断面がきれいですが、一筆書きの形しか加工できない*ようなので、フレーム側面はワイヤーカットでそれ以外はロッド類も含めてレーザーカットで加工してもらっています。丸孔なら厚板をレーザーで抜いても、下孔を小さめにしておいてドリルを通して仕上げるか、僅かに小さくしておいてリーマー通せば、ワイヤーカットとほぼ同じように平滑な加工面が得られると思います。レーザー+ドリル加工でもデジタルノギスで測って誤差がわからないぐらいは精度がでるようなので蒸機の下回りにも十分使えると思います。
これまで個人で数が要るモノ以外にもこれまでクラブで蒸機の下回りキット作って身内で配布しましたが、いいものができました。もっと鉄道模型で一般的になってよい加工法だと思います。

*ワイヤーカットで一筆書きできない形状でも加工できるようですが、下孔加工とワイヤーの掛け替えが必要なので加工賃がぐっと跳ね上がるようですね。
2. Posted by dda40x   2009年11月08日 15:28
 ワイヤーカットは型屋相手なので、単価の設定が高いのですね。
 中央部に穴があるような場合は、設計を工夫して外から切り込み、その切り込み口を別の部品で隠してハンダ付けすれば、まったく問題ありません。
 私は蒸気のフレームは、中学時代の友人の工場でミクロン単位で細工してくれるところがあるのでそこにお願いしています。ロッドの穴も同時に頼めば完全に合います。
 最近は時間がないので、このような精度の要る仕事は、すべて外注します。その方が結局は安上がりです。

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