2009年10月27日

祖父江欣平氏の死去

祖父江欣平氏 本日午前2時、祖父江欣平氏が亡くなった。87歳であった。35年以上のお付き合いを戴いた。(写真は本年9月撮影)

 KTMの下請けをされていたころ、酒井喜房氏の紹介でお会いした。あの出会いが筆者に鉄道模型人生の方向付けを与えた。それまでいくつか模型を作ってみたが、どうしようか迷っていたのだ。

 祖父江氏の手の切れるような仕上がりの模型を拝見し、進む方向は自ら定まった。何度か泊まりがけで指導を受けた。ヤスリ掛け、糸のこ、ハンダ付けのテクニックはいくつか伝授願えたが、とても足元にも寄れない。

 ハンダゴテを渡されて、「ほれ、付けてみろ。」と言われた。
「ハイ。」とやってみた瞬間、ブラスの角棒で手首をバチンと叩かれた。
「握り方が違うよ。そんな握り方でハンダが付くと思っているのか。こうやんだよ。ほらこうだよ。」ハンダゴテはすりこぎのように持たねばならない。それができるようになっただけでも、感謝せねばならない。

 いささか厳しいご指導ではあったが、おかげさまで、その後上達してなんでもつけられるようにはなった。ありがたいことである。

 3条ウォーム、ボール・ベアリング装備の件では、手法が確立され売上に貢献できたのはうれしい。一時は廃業も考えていらしたが、その後20年以上も営業できた。

 1985年には、アメリカにご案内した。多くの模型人を紹介し、クラブにもいくつか行った。その時撮った写真でBig Boyを作った。 一部の方とは、商売が成立し、アメリカに Sofue Brand が定着した。

Tom Harvey and Mr. Sofue in 1985 Big Boy の機関士だったTom Harveyの自宅に泊めてもらい、詳しく話を聞かせてもらった。その時の写真が出てきたのでお見せしたい。

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by 佐々木精一   2009年10月28日 00:57
祖父江欣平氏逝去の報に接し、此処に哀悼の意を述べさせて頂きたく存じます。合掌
2. Posted by northerns484   2009年10月28日 22:43
突然のことで驚いています。

祖父江さんは、日本からの模型の輸出の主要な部分を支えられ、それがアメリカの鉄道模型界の発展に貢献し、ひいては日本の鉄道模型界の礎となったのですから、世界の鉄道模型界の大恩人といっても差し支えない方だと思います。

心よりご冥福をお祈り致します。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ