2009年10月20日

US Hobbies Challenger その3

前方より この模型はe-bayで買ったのだが、落札後、すぐに奇妙なメイルが来た。

「あなたは正当な落札者であり、この機関車の模型を購入する権利があることは重々承知しているが、折り入ってお願いがある。これは伯父の遺品であるが、その甥すなわち私の弟はそれがオークションにかけられることを知らなかった。私の弟がこれをどうしても欲しいと言っている。
 あなたが正当な権利者であることは当然であるので、このような申し出をするのは心苦しいが、私は弟を喜ばせてやりたい。実はBig Boyもあるので、そちらを選んでくれれば、価格はこれと同じでよいし、さらに送料も請求しない。
 あなたがこの機関車を欲しいということはよく理解している。しかし、ご配慮をお願いしたい。」
というものであった。 

 どちらかと言うと、この手のメイルは、詐欺の疑いがある。というのはオークション以外の物のやり取りは、事故の場合、e-bayの保護の対象外になる。うかつに乗ると大変なことになるかもしれない。
 
 しかし、それよりも、筆者はこの機関車がどうしても欲しかった。丁寧な断り状を書き、筆者のコレクションとレイアウトの動画をいくつか送ってやった。
「私は、まさにこの機関車を探し求めてきた蒐集者であり、これを逃すと同じ型のものは手に入るかどうかわからない。
 話を聞けばあなたの弟はChallengerであればよいと言っているので、韓国製のものをお勧めする。価格もこれより多少は安いし、第一、出来が数等よい。販売店を紹介するから聞いてみてくれ。
 私はこの機関車の出来がそれほど良くないことを知っている。歴史的に、ある過渡期の製品であって、他との比較のためにそれを確認したいから購入するのである。どれでもよいというわけではないのだ。私は長年これを探し求めていた"serious collector"であり、ようやく落札に成功したことを理解してほしい。」と書いてやった。

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