2009年10月08日

続 Pullman の冷房装置

 発電用の動力採取はベルトに依った。エアコンは数馬力から10馬力程度の入力が必要なので、べベルギヤとユニバーサル・ジョイントによってシャフトを回転させ、その軸にいくつかのプーリをつけてコンプレッサの駆動をした。確か、その末端に補助発電機を設置していたように思う。これは高速走行時に発電して、停車時に備えるためである。
 当時は交流発電機ではないので、回転数の増加により端子電圧が増大したので電圧調整器が必要であった。

 エヴァポレータ(蒸発器)は車端近くの天井に設けられ、そこで作られた冷風はダクトに押し込まれ、天井から各室に分配される。

Pullman's air-cond. 各部屋の天井はダブルルーフであるから段付きになっている。その垂直面から冷風が噴き出るのである。当然、出口にはレジスタ(通風制御器)があって、冷房の効き具合を個別に調整できる。

 部屋から排出される空気は、廊下に面したガラリを通って戻る。すなわち廊下はあまり涼しくはない。

 エヴァポレータが吸い込む空気は、ヴェスティビュール(乗降口)の天井から吸い込まれる外気と廊下からの内気の混合気である。

 洗面所の排気はファンによる強制排気である。エアコンにより、臭気が各部屋に廻ってしまうのを防ぐためである。
 

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