2009年09月22日

Walthers の客車キット

Walther's kit 2Walthers' kitWalthers' kit 3






 ここに登場する客車は大半がWalthersのキットである。筆者はかなりの数のキットを持っている。すべて一山いくらで購入したものである。
 Swap Meetで山になっているのを、初日一番に行って一山を中身も見ずに買い、ホテルの部屋で点検する。要らないのをその日に自分のブースで安値で処分する、というやり方でプルマンを全種複数台集めた。

 これらのキットは1950年頃、売り出されたもので70年代まで売られていた。HOもあったので、椙山氏のためにたくさん購入して送った。
 構造はブリキの側板、バスウッドの屋根と床板、ホワイトメタルの文鎮のような妻板である。それほど精密ではないが、客車は数で勝負であるからこれで十分だ。

 屋根はゲージを作って妻の丸味を削り出す。ダブルルーフの形状は意外と複雑で手間がかかる。削り過ぎるとパテを盛って修正する。
 エアコンが付いている車輌はダクトを付けねばならず、なかなか面倒である。目止めして塗装する。
 床下機器は角材、丸棒、ホワイトメタルでごく適当に作る。台車はかなり怪しい形状の亜鉛ダイキャストが指定になっている。
 最近は希少品種になったようで、出物は少ない。オークションでは高値で落札される。

 先日の関西合運で仮組みのキットを披露したが、どなたもかなり驚かれていた。「こんな粗雑なキットでは…」と思われた方もいらっしゃるであろう。しかし色を塗ってディカールを貼れば十分価値がある。
実は筆者自身も当初は価値は低いと思っていた。しかし友人のレイアウト上で列車が走っているのを見て、その考えを改めた。レイアウト上で走らせるには十二分である。

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