2009年08月27日

Solid State

 先回の記事で「ソリッドステート」という言葉を出したところ、複数の方から「ソリッドステートって何でしょう?」という質問を受けた。

 少々ショックであった。ソリッドステートとはまさに固体化状態 Solid State のことであり、旧来の真空管方式からトランジスタの時代に移った時によく使われた言葉である。1960年ごろから70年ころまで、よく新聞などで見た。電気製品の広告には必ず使われていた言葉である。

 確かに最近は聞かなくなった。すべてのものがソリッドステートであり、言う必要がなくなったからであろう。もはや死語に近い。たまに見るのは、ハードディスクがないコンピュータを指す言い方である。

 気体状態 Gaseous State、液体状態 Liquid State の次の言葉であり、物理、化学で出てくる言葉ではある。真空管は内部に空間があったので固体ではない。固体化すると隙間がないのでショックに強い。落しても壊れなくなった。
 真空管には必要であったヒータがないので、省電力である。その他ありとあらゆる点で高性能になり、IC、LSI の時代になって現在に至る。

 ASTRAC もトランジスタがなければ成立しなかったであろう。正確に言うと、SCRがなければ、あんなにコンパクトにはまとまらなかった。SCR とは Silicon Controlled Rectifierのことである。ゲートに電圧を掛けると通電し、主電流が止まれば通電しなくなる。交流を使って電力制御をすることができる画期的な素子であった。

 筆者はSCR制御に興味を持ち、いろいろな装置を作って遊んだ。日本にはほとんど資料がなくアメリカから手に入れた資料に基づいて作った。

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