2009年05月19日

続 最適化

 前回、「正しい遊び方は、贅沢をすること」と書いてしまったので、誤解を恐れずにさらに書こう。

 アメリカで著名な模型人と仲良くなると、彼らが本当に余裕のある人たちであることに気が付く。もちろん全員がというわけではないが。
 家に招待されると、鉄道模型が彼らの道楽のうちの、ほんの一部であることがわかる。

 彼らが言うことは、皆ほとんど同じだ。

「人生は短いのだから楽しまねばならない。道楽というものは金を使うことだ。金は持って死ぬことはできない。」

「生活に余裕がない人が考えた遊び方は、すぐに行き詰る。発展性がないからな。世の中には、信じられないほどの金持ちがいるのだから、その人たちが面白いと思うものをやるべきだよ。最初はほとんどの人が無理と思っても、すぐ一般化されるさ。」

「趣味で金を稼ごうと思っては駄目だ。道楽だと思ってやる。つぎ込んだ金は戻らなくて当たり前。少しでも稼げたら、それに加えて、またつぎ込むのさ。」

「有名なインポータ達(Max Gray, US Hobbiesなど)が、金のために仕事をしたと思うのは間違いだ。彼らは儲けてはいない。トータルで考えればマイナスだ。彼らの能力を本業の方に向けていればもっと儲かっただろうね。」
 
 筆者は金があるわけではないが、考え方は彼らの思考に沿っている。趣味は消費なのである。投資ではない。リターンを考えるべきではないのだ。

 また、夢を形にするのであるから、上限を抑えるという方針ではいずれ破たんする。

コメント一覧

1. Posted by 読者   2009年05月19日 11:06
5 >それが顕在化しなかったのはなぜだろうか。

鉄道模型界を牛耳っていたTMSがこの問題を積極的に取り上げないばかりか隅に追いやったので、メディアの発達していない当時では地方のモデラーは従来の規格に対して新しい規格が出現したことすら気付かなかったのではないでしょうか?
事実、とれいん誌の創刊により独占体制が崩れ、メーカーが12mmに参入してきました。TMSは、戦中は35mm派に弾圧を受けたと言っておきながら、戦後は16番や9mmと相容れないゲージの普及を妨げた感があります。
メディアは社会の公器であるとの認識が乏しかったのではないでしょうか。
2. Posted by 強迫観念   2009年05月20日 21:48
>人生は短いのだから楽しまねばならない。

この考え方にはなにか、強迫観念のようなものを感じ、すこし間をおきたし。

あるいは、このような言を発すものは、その盛りをすぎたものか。

いのちみじかしこいせよおとめ

ロレンツォ・ディ・メディチの愛せし詩にならうゴンドラの歌も、しかり。

趣味に「べき」も「べからず」もなし。

あるのは、ただ、おのが持つ才能と財力を無為に費やすことの楽しみとよろこび。

この世のものすべて、おのが身の丈を知りしりてのち、その真の楽しみをこそ知る。

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