2009年05月13日

続 Oスケール

 当時は完全なスケールモデルはまれであり、現在と比べるとかなり粗雑な模型を楽しんでいた。すると2mm程度の軌間の違いなどどうでもよいという意見が強くなり、"アメリカ国粋主義"の29.9mmゲージは、急速にその地位を失ったのだ。そして、シカゴの博物館の巨大レイアウトも、32丱押璽犬防澆替えられた。

 その後しばらくは、「Oゲージ = 32丱押璽検1/48」ということに、誰も疑いをはさまなかった。1980年代後半、細密模型を作る人たちは、この2mmの違いが許せなかった。たとえば蒸気機関車でのロッドの納まりが不完全であること、フランジが高いと動輪間隔が実物通りには作れない、ということがあった。

 彼らはProto48というグループを作り、「実物の鉄道を完全に1/48で作る」ということを標榜して活動を開始した。現在のところ、極めて少数派ではあるが、存続している。

 クロンカイトのQゲージとプロト48とは何が違うのであろうか。軌間は同じでスケールも同じである。

 それは車輪の規格である。Qゲージはそれまでの模型の常識であった厚い車輪、高いフランジを踏襲していた。したがって、実物通りの狭いゲージであっても、ロッドの納まりは良くなかった。当然のことながら、プロト48なら完璧に納まる。

 しかし問題は実物通りの線路を敷ける環境があるかどうかだ。アメリカと言えども半径10mの線路は敷けない。せいぜい半径3mである。すると、工場の引き込み線程度の半径であり、小型機しか走らせられない。
 いくつかのレイアウトを訪ねたが、蒸気機関車ならせいぜいコンソリデーション2-8-0、ディーゼル機関車はB-Bタイプしか走っていなかった。それが限界であった。
  

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