2009年05月11日

Oスケール

「Oゲージがスケール通りのゲージでないことは、意外でした。」というメイルを、何人かから戴いている。

 アメリカのOスケールは1/48サイズである。本物の1フート(304.8mm)を1/4インチにしているので、Quarter Inch Scale とも言う。

 1920年代初頭 、ヨーロッパから新大陸に伝えられたOゲージは、当初17/64インチスケール(1/45.3サイズ)で作られた。これはスケール通りのゲージであった。
 この17/64インチスケールというのは、生活に全く結び付かないスケールであった。一方、1/4インチスケールは、住宅の図面に用いられる代表的なスケールであった。
 したがって、その目的に合うスケール(定規)は市販されていた。(いわゆる三角スケールにもこの目盛がある。)図面にその定規を当てれば、実物の寸法が出る。

 しばらくの間、17/64インチスケールと1/4インチスケールは並立していた。しかし1/4スケールが優勢になった。これはModel Railroader誌の図面が1/4インチスケールを採用したことが大きなきっかけであるという説をアメリカ人から聞いた。また、ドールハウスの主要なサイズでもあったことも大きな要因であった。

 すると軌間1-1/4インチ(31.75mm)は実物の 5 ftゲージとなり、リンカーンが採用しようとした軌間になる。Erie鉄道は、もともと 5 ftゲージであったので、その時期の模型を作れば完全にスケール通りとなるが、それは見たことがない。
 
 当初 5 ftゲージを採用していたErie鉄道の車輌限界は大きく、東部から中西部に発電機、変圧器などの大きな貨物を運ぶ時は必ずErie鉄道を利用した。

 1/48が主導権を握ったのは1930年ころである。Minton Cronkhite という人が提唱者であり、製造者であった。市場の大半を握っていたという。
 彼らは、スケール通りの1-3/16インチゲージ(29.9mmゲージを)広めようとした。しかもそのゲージをOではなく似た文字Q(quarter の頭文字でもある)を使ってQゲージとした。現実に、シカゴの科学工業博物館の巨大なレイアウトはそのゲージで敷設された。しかし、国際規格である1-1/4インチゲージから外れたことにはかなりの批判があった。

コメント一覧

1. Posted by RAILTRUCK   2009年05月11日 20:10
Bob Hegge氏のトラクション・レイアウトCrooked Mountain LinesはMRやRMCに度々記事が載っていましたが、 17/64インチスケール、32mmゲージではなかったですか。

一方、ガゼット編集長Bob Brown氏のOナローのレイアウトに併設されているStd.ゲージはQゲージだったと思います。
2. Posted by dda40x   2009年05月11日 21:14
17/64インチスケールのレイアウトは極めて少数です。
しかし、部品は今でもあるので大きすぎて困ってしまいます。
US Hobbiesのプルマン6輪台車はその例で、よくできているのですがスケールではなく使えません。それを原型にロストワックス鋳物を作って縮めている人もいます。

Bob Brown氏はナローが主なので、32个鯢澆と広すぎて困るのです。どうせ走らせない本線ですのでQゲージにしているのだと思います。

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