2009年04月25日

Track Gauge

narrower flange-way ガード・レイルの方が広くて気持ち悪いという方が、めったにいないが、たまにいる。そういう方向けには、ガード・レイルを狭める方法がある。直線側のゲージを31.0 mmにするのだ。

 筆者は教条主義者ではないので、こういうことには柔軟に対応している。直線区間であって、輪軸がバック・ゲージ29.0 mmでできている。ユルミ(Slack)は1.0 mmある。このユルミは必要だろうか。
 輪軸が正確にできているなら、直線部にユルミはいらないはずだ。レイルを正確に敷かねばならないが31.0 mmでも何ら問題なく走る。

 直線同士のクロッシングを考えてみよう。フランジ・ウェイでの車輪の落ち込みは不愉快だ。しかもフログは摩耗し、いずれ脱線のもとになる。これもゲージを1.0 mm狭くするだけですべて解決する。
 NMRA規格は、「このように作れば、皆が共用できる線路が作れます。」と言っているだけで、このように作らねば、それは鉄道模型ではないと言っているわけではないのだ。輪軸の寸法がある範囲にあるのなら、それに対応する線路を作って悪いわけがない。少なくとも筆者のレイアウトに来た車輌で、無事周回できなかった車輌などない。

 アメリカのOゲージはHOのように軌間が縮尺通りではない。軌間がスケールより2 mmほど(正確には1.85 mm)広い。これにはいろんな経緯があってこの現実を受け容れざるを得ない。
 ゲージが1 mm狭くなるだけで、見かけはかなり良くなる。筆者のレイアウトでは、半島状に突き出たヤード部分は31.0 mmゲージである。来客が周りから見るチャンスの多い場所であるから、1.0 mm狭くすると、効果は抜群である。一瞬、スケール通りではないかと思う位だ。

<追記>
 ゲージを31.0 mmにすると走行がやや不安定になるので、現在は31.4 mm で落ち着いている。これなら、高速で通過しても全く問題ない。

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