2009年03月22日

Articulated Cars

American Standard Car Co.Articulated Coach Daylightという特急列車には連接車が多数連結されている。2輌一組の座席車Articulated Chair Cars、3輌一組の食堂車Articulated Dinersがある。

Daylight 3-unit Diner なぜこのような車輌が採用されたのかはいろいろ理由がある。1つには連結部分のスペースが無駄なので、集約したかったのだ。列車長を短くして、効率化を図りたかった。次に、列車の軽量化が目的である。台車の数が減るとそれだけ軽くなるし、急曲線にも対応できる。(模型化するときも、台車が少ないから多少は安上がりである。)

 食堂車は中央の車輌を厨房とし、前後の車輌をCoffee ShopとDining Carとしている。厨房は巨大な水タンクをぶら下げており、3軸台車を採用している。よほど重かったのであろう。まだ作ってないが、屋根上には大きな羽根をつけた排気扇が三つ付いている。風を受けて排気されやすい方向に向きを変える。
 窓は、厨房機器を避けた細い窓である。食材搬入用のドアもある。

 連接部は食い違いがないので幅の広い幌で結ばれている。5 ft(1.5 m)もの幅がある。料理を運び易い。

 大きな空調装置が床下についていて、これらはLPガスを燃料とするエンジンによって駆動される。ボンベは床下に6本入れられる。途中での入れ替えも考慮して、すぐに差し替えられるようになっている。

 このような車輌を1937年に完成させたことは驚異的である。

 仮台車に載せて撮影したので、ちぐはぐなところはお許し願いたい。

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