2009年03月14日

American Standard Car Co. の客車

American Standard's construction Heavy Weight Passenger Cars American Standard Car Companyは、Ralph Brownの会社である。ラルフは信じられないほど器用な男であった。
1975年当時カスタムビルダを始めたばかりで、イリノイ州Crystal Lakeに住んでいた。

シカゴで行われたNMRAコンヴェンションの会場で知り合った。"同郷"ということで仲良くなった。若いときにユタ州南部のセント・ジョージに住んでいたそうである。

 当時のカスタムビルダは客車を紙で作るのが主流であった。0.5mm位の厚手の滑らかな硬い紙(strasmore)にラッカ・サーフェサを吹いて固め、接着剤で積層した。

 彼の手法は、ストラスモアに薄手の両面テープを貼り、それに上の層を貼る方法であった。窓は両面テープを貼った状態でプレスで抜いた。上の層の部品(シルとかヘッダ)はプラスティック部品を貼り重ねる方法である。ストラスモアはリヴェットを押し出せるので、そのように作った層を一番上に貼る。これも両面テープである。彼は、窓枠がガラスに密着していないような客車は価値がないと力説した。

 このようにして作った側板を塗装した後、両面テープの裏紙をはがして有機ガラスに貼る。こうすると窓枠がガラスに完全密着して実感的である。

 この手で作った客車を完成品または半製品として売っていた。筆者は数輛持っている。30年以上経ってもまだはがれる気配はない。両面テープは3M社製である。

American Standard Heavy Weight passenger carAmerican Standard Heavy Weight passenger car2 そのうち、発泡硬質ウレタン鋳造の側板を作り始めた。これは精度高く作られた側板からシリコーンゴムで型取りして複製し、その裏を機械加工して、窓枠の厚みまでルータ加工して削り取ったものである。これをエポキシ接着剤で組み立てる。すばらしいディテールである。
あらかじめメス型にラッカ塗装してから鋳造するので、表面は滑らかな塗料で覆われている。その結果、塗料がよくのる。 

コメント一覧

1. Posted by RAILTRUCK   2009年03月14日 23:21
彼の地ではアクリルよりも、プレキシグラス(ローム・アンド・ハース社の商品名)の方が通じるみたいですね。
いまでは0.5mm以下の押出しアクリルシートも市販されていますが、このキットの場合は1mm位でしょうか?
2. Posted by dda40x   2009年03月15日 08:25
>このキットの場合は1mm位でしょうか?

1.27mmだと思います。50ミルと言ってましたから、50/1000インチでしょう。
確かにPlexiglassという言葉はよく聞きます。

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