2009年03月06日

続 パターナリズム

 TMSは日本を代表する鉄道模型雑誌であると、読者は信じてきた。「Model Railroaderに投稿するときは、必ず連絡せよ。うちが窓口だから。」という話は、ヤマ氏の口から直接聞いた。
 
 1985年に、ミルウォーキィでNMRAのコンヴェンションがあり、例の3条ウォームを取り付けた機関車2両を持って出かけたMRには事前に連絡しておいたので、Andy Sperandeo氏が待ち構えていた。

 当時のMRの本社は、会場のわずか数ブロック先であったので、アンディが自ら社内ツアをしてくれた。書庫を見せてもらうと、古今東西の模型、実物の資料がぎっしりであった。撮影スペース、レイアウト建設スペース、編集部どれも立派であった。
 書庫に「模型とラジオ」、「模型と工作」、古い「子供の科学」があったのには驚いた。
TMSとは提携関係があるのでしょう」と持ちかけると、言下に否定した。「それはなにかの勘違いだと思う。」 これには少々驚いた。
「日本には面白い雑誌がいくつかある。」という表現であった。
 椙山満氏MRに投稿したときも、ヤマ氏はご立腹であった。しかし、椙山氏は、「そんなことを言われる筋合いはありません。」と仰った。結局椙山氏は2回投稿されている。

 明らかにパターナリズムが行き過ぎた状態であった。所詮、原稿は書いた人が自由に投稿するものであり、それに干渉しようというのはおかど違いであることは、若かった筆者にもよくわかった。
 MRと交渉できる人間が、自分以外に居ては困るという風にしか聞こえなかった。

 時代は進み、外国で暮らした人がたくさん居る現在の日本では、もうそんなことは言っていられない。最近は日本人の投稿者をよく見る。

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コメント一覧

1. Posted by 読者   2009年03月16日 13:08
5 MRの書庫に「模型とラジオ」、「模型と工作」、古い「子供の科学」が保管されていたとは驚きです。海外の文献も積極的に収集される社風なのですね。
2. Posted by dda40x   2009年03月18日 07:24
> 海外の文献も積極的に収集される社風なのですね。

そうでもないと思います。TMSととれいんは一応すべてそろっているようでしたが、他の雑誌は少しずつしかありませんでした。
日本に行っていた人から貰ったものだと言っていました。

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