2009年02月26日

続々々 雑誌の存在価値

 今年もO Scale Westに参加した。詳しくはNortherns4-8-4氏の報告をご覧戴くとしよう。この未曾有(みぞう)の不況下では趣味界も影響を受けていると思ったが、意外にもほとんど影響が見られなかった。

 要するに、皆さん余裕があるのだ。余裕の中からしか良いものは生まれない。出版社も余裕がある。同業他社を押しのけてなどという雰囲気は微塵もない。
 だからこそ、その記事には余裕が感じられる。瑣末なことはあまり書いてない。これは昔から感じていることだ。大きな方針を力強く推し進めていく編集方針は敬服に値する。

 日本の雑誌にそのようなところがあるだろうか。DCCにしても、これ以上の制御方式は存在しないことが、何年も前から明白になっているにもかかわらず、DCCを強く薦めるという記事などない。
 散発的には載るが、やや偏向した記事であったと思う。世の中には多数の機種があるのだから、せめて主な数機種を比較検討した記事があってもおかしくない。
 発煙装置にしても、DCCであれば電力はいくらでも使える。大昔の発煙装置の回顧など全く意味がないが、編集者がそれを書きたがるというのは問題だと思う。そんなことを書くくらいなら、現代の発煙装置について1行でも書くべきだろう。

 イコライズについても全く同様で、こうやりましたという記事はあるが、イコライズするとはどういうことなのかについては、ほとんど例がない。僅かに内野日出男氏の記事にさわりがある程度である。しかしバネとの関連の記事は全くない。

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コメント一覧

1. Posted by 01175   2009年02月26日 14:06
気持ちの余裕というのは採用しているスケールにも反映されているかもしれませんね。

「日本の鉄道模型マニアは6畳二間の公団住宅かなんかに住んでいるような、様々な意味で余裕の無い人々」という盲信が某誌にはあるようで、このことがNスケール偏重を生み出し鉄道模型界を矮小化させているように思います。この出版社は半世紀以上にわたり民家の一隅で営まれていたということですが、ここに基本的な社会性の欠如を感じてしまうのは僕だけでしょうか。

DCC機能があるにもかかわらず、それについて広告でほとんど触れていない製品を販売している某社の担当者の話を、偶々、脇で聞いていたのですが、その某社では日本ではDCCは普及しないという判断があるそうです。御指摘のメディアの状況も踏まえてのことなのかもしれません。

市場品の発煙装置は流動パラフィンのようなものをヒーターで気化させてファン・モーターで送り出すタイプのものと、毛細管現象で誘導したリグロインを過熱し気化膨張圧で吐き出すタイプのいずれかが古来から普通ですが、なにか、これらに代わる新しいタイプのものがあれば御教示いただけると嬉しいです。
2. Posted by gallopinggoose   2009年02月27日 21:59
こんばんは。
私のオレゴンの友人も、実際には、近くの原子力発電所が閉鎖になり、失業者があふれている状況なのですが、鉄道ショーがあれば、クラブのレイアウトを持って、参加したり、活動を続けています。
余裕があるというのは、経済的なものよりも、まず、心の問題・・・ではないかと思っている今日この頃です。

実際のところ、彼の住む町では、コロンビア河を隔てたケルソの町の製材所と製紙工場で、たまに仕事が出るくらいで、ほとんど仕事が無い状態だそうです。でも、彼は、私のお見舞いのために車を走らせて、当分見れなくなるであろうGrain Trainの写真を撮って送ってくれました。

日本は住宅事情でNゲージが適している・・・冗談じゃありませんよね、01175さん。
3. Posted by 読者   2009年02月28日 11:41
5 Nゲージは鉄道模型の登竜門的な位置づけではないでしょうか?歴史的に見て鉄道模型の小型化と大衆化は軌を同じくします。かつては0番の電関が担っていた役割を16番の電関が担い、現在はNゲージがその役割を担っているのではないでしょうか?
4. Posted by 匿名希望 II   2009年03月01日 00:26
スケールに依るかも知れないというのは正しいかもしれませんね。
採用スケールが大きくなると、その会合に出席する皆さんが紳士的です。
一度1番ゲージ(Gゲージではない)の会合に参加する機会がありました。本当に皆さんいい方ばかりで、良い雰囲気でした。これは経済的な意味だけではないという、dda40xさんのおっしゃる意味がよく分かります。
大人の趣味という意味ですね。

5. Posted by 読者   2009年03月10日 17:13
5 匿名希望さんの仰るとおり大きなスケールの方々は紳士的な方が多いですね。他の分野で銀座の帆船模型の展示会に行った時も門外漢の自分に船の戦歴や時代背景等を丁寧に説明して下さるなど、紳士的な方々でした。愛好家の年齢層やスケールが下がると質も落ちるのでしょうか?

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