2009年02月02日

Athearn のキット

Athearn Kit アサンのキットは筆者が最初に購入したアメリカ製鉄道模型である。70年代に10ドルほどで売っていた。側板はブリキで、シルクスクリーンで印刷してある。車体の骨組は木製である。薄い木箱を作って、その表面に金属板を貼るわけである。側板以外は塗装してない。塗料はFloquilを使用しているので、それを購入すれば必ず色が合うということになっていた。

Athearn Kit in 1946 このキットは1946年発売である。中に入っていた詰め物は1945年11月24日のロスアンジェルスの新聞である。ブリキ板は再生品で、なにかの缶詰の板である。戦争中も作っていたという話であるから、そのときの材料であろうと推測する。最近、e-bayで安価で購入した。

 缶詰めのブリキを再生したのを見たのは、アメリカ製ではこれがはじめてである。日本ではE社がブリキ・ガラレイルをそれで作ったと言う話は聞いたことがある。レイルの長さは、アメリカ軍の放出品の空き缶の寸法によって決まったと言う話すらあるのだ。
 
Floquil Paint included in an Athearn kit Athearn は Floquilを操業当初から採用している。このキットには塗料が入っていた。60年以上の歳月を経てもそれは流動した。溶剤を加えてよく振ると、それはまさしくFloquilであった。色調は完全に一致した。
 
 FloquilのPigment(顔料)は細かく、非常に薄く仕上げることが出来る。貨車ではそれほど大きな問題ではないが、機関車のディテールをつぶさないように塗るには、これに勝る塗料はない。また、顔料が細かいので、ウェザリングにも適する。

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