2009年01月23日
Max Gray の Drop Bottom Gon
アメリカの無蓋車は、日本のように側板が開いたりしない。側板が強度部材として機能しているので、動かない。積み下ろしは機械で行うのが原則であれば、それで良いのだ。
このGS Gonは床が開くので、バラ積みの貨物を落とすことが出来る。ホッパではないので完全には落とせない。誰かがほうきを持って乗り込んで、残りを落とさねばならない。その必要もないのかもしれないが。
後にUS Hobbiesがインポータになったときは、この可動床がないものを輸入した。見かけは一緒なので、走らせるだけならそれで十分である。筆者はそれを作ろうというわけだ。
床板を切り出し、ジャンクの中からチャンネルを拾い出す。長さをそろえて切って、ハンダ付けする。側板に縦桟を貼り付け、妻板をつける。上の縁取りのアングルを付けて、最後に例のコーナを貼ると80%出来上がる。
あとは暇を見て順次作っていけばよい。そのうち良いアイデアが湧くこともある。
この種の貨車はUP、SPに沢山在籍した。実物は、最近全く見ないが、あちこちの博物館には置いてある。