2008年11月04日

三相交流

 日本の場合、三相6600Vで市街地まで配電送電しているので、三相が欲しければ電力会社に頼めばトランスを上げてくれる。多少の金が掛かるが可能である。このごろは三相のトランスではなく、V結線というやや簡易方式で給電配電するようだ。トランスの利用率は低下するが、小さなトランスを取り付けるだけで三相給電配電が可能になるので、小規模の需要家に対しては、ほとんどこの方式を採っている。
 我が家の空調は三相であり、維持費がとても安い。

 アメリカはどういうわけか、三相を引きにくい。街路ごとの分岐がすでに単相三線で、随分太い線で給電配電している。三相トランスをつけてもらうと遠くから専用電線を引くので、出費が大きいのだそうだ。
 このあたりの設計思想の違いはどこから来たのであろうか。

 インバータにするとモータの回転数が自由に選べる。便利であるが、普通の機械にインバータをつけただけではモータが焼けることがある。
 モータの冷却ファンは出力軸の反対側にあり、定格どおりの回転で冷却能力を発揮するようになっている。

 これを低速で回すとどうなるであろうか。風量が不足して焼ける可能性がある。どうすればよいかというと、別電源で送風機を回すのである。簡単な軸流ファンを増設するだけのことである。

 旋盤には回転計をつけた。周速度を表示する装置も市販されている。

 インバータを付ければ、逆転も急停止も自在である。加速曲線も自由に選べるので運転はとても静かである。
 
                 
              <御指摘の用語を改めました。>

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コメント一覧

1. Posted by YUNO   2015年01月20日 01:48
日本の場合、発電所から市街地までの電力線は送電線と呼びますので「送電している」と表現された方が正確ではないかと思われます。
一般的には、市街地にある最後の変電所を経由すると、そこから配電線に名前が変わることが多いようです。
2. Posted by dda40x   2015年01月21日 07:17
三相交流、いわゆる「動力」は、接地電圧が高いので、触ると致死的です。従いまして居住部分には使えないことになっています。
我が家はダクト式の集中式空調を設置しています。それを鉄筋コンクリート製の地下室に収めて、普通の人が入ることがないので認められています。45年前に父が家を建てたときも、そのような方法でしたので、抵抗はありませんでした。

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