2008年10月11日

熔融炉  

melting pot 鋳造で最も大切なのは、寸法精度である。要するに鋳縮み率が一定でなければならない。材料を一定にし、熔湯の温度管理を精密にし、さらに鋳型温度を一定にするのがその秘訣だ。

 ガストーチでは温度管理は出来ない。貴金属のように組成、純度が同じものを使うときは色で温度がわかるようになる。そのときは全体を暗くし、外光を入れないようにする必要がある。これも熟練が必要である。

 卑金属を含むブラスはトーチでの加熱は避けるべきである。この写真で坩堝の中心を通っている太い棒は、坩堝の底を開けるロッドである。そのむこうに細い棒が見えるが、これがプロパンガスを送り込むセラミックパイプである。炎は赤くめらめらと燃える。これが酸素を不足させ、しかも均一に加熱している。筆者のようにグラファイト坩堝を使わなくても良いから安上がりだ。ブラスが熔けたら、アルミニウムの切れ端を投げ込みかきまわす。

 坩堝の底には温度計が付いていて、ディジタルで読める。所定の温度で鋳造する。
この茶色のノブをぐいと引き上げるだけのことである。もちろんその直前に、鋳型を据えつけ、真空ラインを開く。真空計を見て確認する。

 湯が流れ込んだら鋳型を引き出し、上から圧搾空気で圧迫する。固まると同時に湯口がヒケていくので、押し込むわけだ。この時期には先端はもう固まっている。湯口に近い部分のヒケを解消する方法である。

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