2008年10月09日

還元剤投入

 RAIL TRUCK様のご指摘を受け、早速本屋に走った。確かに載っていた。少々荒っぽい記事で、書いている人が100%理解しているとは思えないところもある。また、業者の方も理屈を理解しているのかどうかが不明である。

 判ったのは、遠心鋳造をしていることと、融解には酸素アセチレンのトーチを使用していることだ。すなわち、規模は大きくない。鋳造できる最大寸法がせいぜい5インチ(127mm)程度である。また、一回の熔湯量はせいぜい200g程度であろう。

 問題はトーチの使用である。歯科で用いるような貴金属なら全く問題ないが、酸化され易い亜鉛を含むブラスでは、亜鉛の酸化および蒸発に対して全く無防備であろう。
 以前韓国で見たのは、高周波炉であった。希ガス雰囲気で行うと良いのではないかと意見を述べたことがある。その実現は簡単なことであるからだ。
 スクラップを材料にしているのもやや問題があると思う。材料は常に一定の組成でないと、鋳縮み率が一定でなくなる。当然色も変化する。

 マグネシウムのチップを入れていたが、その形がよく分からない。機械加工の削りクズなのか、涙滴状のものなのかもよく分からない。純度は高いのであろうか。また入れる比率を一定にしているのであろうか。トーチであぶれば、酸化されるであろうから表面積の大きな板材などでは還元剤の量を増やさねばならない。しかし、亜鉛が飛んでしまえば意味がなくなる。
 筆者の熔解炉は、グラファイト坩堝で、電熱線で外から加熱するタイプである。かなり還元的雰囲気である。

 また、ユニバーサル・ジョイントの写真が小さくて探すのに苦労したが、ご指摘の通り位相が間違っている。こういうことで発注者の力量が露呈してしまうのだろう。 

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