2008年10月07日

真空鋳造

vacuum Casting その点、真空鋳造は大きさにあまり制限がない。 鋳型を通して空気を吸い込むのだ。鋳型を構成する粒子にそれほど大きな隙間があるようには見えないが、多少の空気が通る。すると熔湯の液面には大気圧が掛かっているので、型の隅々まで熔湯が吸いつけられる。
 真空計で見ていると、ほとんど真空状態を保っているから、空気の通過量はかなり少ないと思われる。

埋没材を注ぐとき、フラスコにはテープを巻きつけて孔を塞ぐ。 時々漏れ出すが、すぐに手当てをすればよい。このテープは焼成のとき燃えてしまう。
 フラスコは穴あきステンレス製であるが、何度も焼いているとかなりがたがたになる。熔接が外れたりするので時々修理が必要である。

 鋳造機の既製品はあまり深さがないので、Dennisは改造して深くしている。それでも10インチ(254mm)しかない。るつぼの容量の問題もあるので、余り大きくしても仕方がない。

 溶解炉はDennisの工夫がある。 加熱の仕方は、電熱線を巻いたもの、高周波加熱、ガス加熱がある。デニスはプロパンガスで加熱している。空気をやや不足させたガスを直接内部に入れている。要するに還元的雰囲気での加熱をしているわけだ。これは良い工夫だ。ブラスが融けてから、少量のアルミニウムを入れる。これはさらなる還元剤で、亜鉛を還元している。マグネシウムでもよいだろう。


トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by RAILTRUCK   2008年10月07日 16:38
RM最新号の記事によると、鋳肌のザラツキ防止のため溶解時にマグネシウムを加えるとありますね。
2. Posted by dda40x   2008年10月07日 21:32
>鋳肌のザラツキ防止のため溶解時にマグネシウムを加えるとありますね。

えっ、そんなことが記事に出ているのですか!?早速、立ち読みしてきます。
酸化され易い金属単体を少量入れると、融点付近では非常に強い還元剤として作用します。この量が多いと、製品にハンダが付き難くなります。アルミの場合、質量で全体の400分の1程度です。鋳造後アルミニウムの酸化物がるつぼの中にくっついています。
 
3. Posted by RAILTRUCK   2008年10月07日 22:15
RM11月号のクマタのOJキハ82先頭車の特集記事です。
外注先の韓国メーカーでのプレス、エッチング、挽物、ロストワックスなどの工程が紹介されています。
ロストワックスはシリコーン型、アセチレンバーナー溶解、遠心鋳造です。
0.5tのエッチング(抜き落とし?)の所要時間3分というのは本当でしょうか?
また、写真のユニバーサルジョイントは等速になっていないですね。
4. Posted by AC9   2008年10月07日 22:55
真鍮溶解時に還元用金属を入れるお話、私も興味あります。
鋳造機のルツボでブローパイプにて溶解するケースでも効果はあるのでしょうか? ご教授頂けると勉強になります。
5. Posted by dda40x   2008年10月08日 22:57
RAIL TRUCK様 AC9様
早速のコメントありがとうございます。
明日の記事にまとめて載せておきました。
エッチング速度は温度と酸素濃度の関数です。温度を60度くらいにして、酸素(空気)を送れば可能な範囲にあると思います。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ