2008年09月21日

ゴムを切り開く

cutting rubber mold 加硫して固まったゴムを放冷する。原型がどこにあるのか考えながら、ゴムを切り開く。そのとき、切り口がジグザグになるように切り込むのがコツである。そうしないと、上下のゴム型が横にずれてもわからない。全ての面がジグザグなら必ず上下の面があうはずだ。

cutting rubber mold 3 この道具はDennisの手製である。単純明快な道具である。ただ、片方を引っ張っているだけである。
 ひざにはさんで引っ張りながら切り込みを入れる。ゴムはよく伸びるから多少のアンダ・カットもするりと外すことができる。
 このようにして切り外したゴムは、空気の逃げ道を作るために針で突いて、その穴にパウダを入れる。細かい部品ほどその穴の数が多くなる。

 ゴムが縮んだとき、その穴が事実上ふさがるので、ワックスが流れ出す心配はない。僅かな量の空気が、ワックスの進入時に逃げる必要があるのだ。

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