2008年08月18日

Charlieのレイアウト

Charlie's Layout Charlieは、Abileneの北50マイルくらいの町に住んでいる。想像を絶する田舎で、牛の数の100分の1も人間がいないだろう。道路が舗装してないのにも驚いた。赤い土埃を立てながら、車が走った。
 T&Pの支線が通っていたらしいが、30年位前に廃止されたらしい。チャーリィの奥さんの出身地にヒューストンから引っ越してきて、家を建てたのだそうだ。この土地としては珍しい地下室のある家である。退職後は田舎暮らしをしたかったのだそうだ。
 
 もともとは石油掘削機器を作る会社に居た。特許を7つ持っていて、壁にその特許証を額に入れて飾ってある。非常に緻密な思考をする聡明な技術者である。

 地下のレイアウトは 8 m × 12 mくらいで、アメリカのレイアウトとしては小さい。当然DCCであるが、半数の機関車がDCなので部分的に切り替えられるようになっている。レイアウトの制御はDCCである。
 ポイントが40台ほどあるが、「配線が少なくなって楽だった」としみじみと言う。もしこれがDCCでなかったら配線の量は10倍であっただろうと言う。

 レイアウトの高さは48インチと36インチであり、その間を勾配線がつないでいる。ヤードは有効長が5 mほどで、あまり長い編成は組めない。15輌くらいの貨物列車をコンソリデーションやミカドが牽く。勾配がきつく、長い列車を牽くのは無理であった。「重連をやりましょう。」と提案すると、「そうだ、それはまだやったことがないね。」と乗り気になった。35輌の貨物列車を筆者が組み立ててつないだ。

 Consistという重連の仕方ではなく、二人で二台の機関車を運転し、掛け声をかけながら発車した。ディーゼル電気機関車の重連はコンシストが自然であるが、蒸機の場合はキャブ2台の方が、ずっと楽しい。登り坂では両方が頑張らねばならない。 峠を通過するときは「閉める!」と叫ぶ。lead engineの機関士に決定権がある。重連時の汽笛の鳴らし方はマニュアルを探さなければ分からないと言うので、声による意思疎通であった。久しぶりに楽しい運転であった。 

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