2008年08月10日

Carlsbad の鍾乳洞

側線上のUP Abileneから近い(と言っても300マイル以上)ところにCarlsbad Caverns がある。これは世界最大と思われる鍾乳洞で、洞窟好きの筆者にとっては行かざるを得ない場所である。20年前にも行ったことがあるが、その後かなりの進歩を遂げて、歩ける範囲がかなり伸びていると聞いたからだ。ニューメキシコ州に入ったすぐのところである。

車で5時間半掛かる。TP(T&P) と平行して走ると、貨物列車と抜きつ抜かれつの状態になった。少し先回りして待っていたが、ちっとも来ない。戻ってみると退避線に入っていた。

 筆者の興味は夕方7時30分のBat Flightにあった。そもそもこの洞窟が見つかったのは、夕方コウモリの大群が飛び出す穴があったことによる。大群といってもあまり実感は湧かなかった。

 そのコウモリの穴の周りには観客席が設けられ数百人を収容できる。レインジャ(Ranger)と呼ばれるガイド兼監視人の説明の後、コウモリが飛び出した。

 その数や数百万から2千万と言われる。黒い旋風が直径50mくらいの真っ黒の竜巻になり、30分以上もかかって出る。夕暮れの空に黒い雲が出来る。1秒当たり数千から1万くらいの割合であるから、向こうが透けて見えなくなる程の量である。

 正直なところ非常に驚いた。これほどまでに大規模とは思わなかった。コウモリの飛ぶ音が超低周波で腹に響き、独特の臭いがあたりを埋め尽くす。観客は、最初の一瞬は歓声を上げるが、そのあとは圧倒されて声も出ない。残念ながら、撮影禁止になっている。フラッシュを焚かなければよいはずなのだが、完全に禁止されている。

 コウモリは飛び出す時に直径100mくらいの垂直の穴を50mくらい昇らねばならないので、そこで反時計周りの螺旋を描く。整然とした動きで魅了される。その様子は、しばらく前の映画の"Green Mile”に出てくる死刑囚の口から出る黒い虫の大群を思い出した。その日は興奮のあまり、寝付けなかった。

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