2008年04月13日

続々 Jerry Porter氏の模型哲学

 財産があって、時間があり、能力が溢れるほどあれば、伯楽という遊び方は楽しいに違いない。
 目をつけた人が、自分の導く方向に進み、どこにもない素晴らしいレイアウトを作るのだ。このArdenの場合はSゲージというあまり例のないサイズの鉄道であり、車輌は、すでにJerryの手の中で育てられている。彼はSゲージのメーカを仕切っているのだ。だから、車輪の規格の変更は直ちに出来た。
 
 なぜ彼がSゲージの道に入ったかは興味深い。N,HO,Oの世界はあまりにも大きく、一人の活動で大きな変化を与えられるかというと、Jerryほどの力をもってしても難しい。しかしSゲージでなら可能であったのだ。ほとんどの機関車、貨車はJerryの力によって生み出されていると言う。元は取れるのかと聞くと、「趣味だからいいのだ」と言うだけで、あまり頓着していないようだ。これも伯楽の仕事のひとつらしい。

 Sゲージとは何かという質問を戴いている。  
 Sゲージは22.5mmゲージ、1/64サイズである。日本ではこれを楽しんでいる人はほとんどいないだろう。Sのナローはたまに見る。
 Seven Eighth インチゲージ, One Sixtyfourth 1/64, Three Sixteenth inch Scale の三つのSからその名がつけられたそうである。  

 戦後すぐに、Sゲージの線路上を1/48の国鉄車輌が走るようにした人が居た。すばらしい着想であったが、どういうわけか、その試みには賛同者がほとんどいなかった。1/45,32mmゲージの0番という不可思議な方向に向かった結果、現在の日本の鉄道模型がある。その時の指導者のミスリードがすべてを複雑にしてしまった。これについては、いずれ項を改めて書きたい。
  
 

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