2008年02月19日

O Scale West 2008

 久しぶりのアメリカ行きであった。今回は、人の命について考えることがいくつかあった。

 古くからの友人がぽつりぽつりと亡くなり、そのレイアウトの見学が出来なくなったことを知って落胆した。

 Alfは、わざわざ筆者のブースまで尋ねてきてくれて、「俺に万一のことがあったら、あのH-1はお前のものだ。妻にそう言ってある。よろしく頼むぞ。」と言うのである。 最近調子がよくなさそうである。「あのH-1が完成したのはお前のおかげだ。もしあの部品を作ってくれなかったら、今でも完成していなかっただろう。」と、英語の文法教科書にある、仮定法の定型文のとおりの言い回しで言った。
 「いや、そんなことは考えないでくれ。長生きして欲しい。」と伝えたが、彼はしばらく私の手を離さなかった。

 この3年くらい、彼の手が震えるのには気が付いていた。その震えが来る前に、渾身の作を完成させた喜びを何度も伝えてくれてはいたが、こんなことをわざわざ言いに来るとは思いもしなかった。
 「人生は短い。でも俺はやった。思い残すことはない。」と言う彼の眼は潤んでいた。

 スクラッチビルドとは何かということは、以前に書いた。
 「趣味」を完成させようとすると、それは時間との戦いである。利用できるものはすべて利用して、完成させねばならない。優先順位を決めておかねば、単なるゴミの山になってしまう可能性が高い。


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