2007年10月28日

キットは買ったが……

Big John by LVM この貨車はスクラッチビルドになるのだろうか。

 これは30年くらい前に手に入れたLVMのキットで、Lykens Valley Modelsは当時としては最先端の貨車を次々とリリースしていた。全部で20輌くらいは買っただろう。この手のキットは割り箸キットとも呼ばれる Craftsman Kit で、図面と素材が入っている。主要な部材は所定の寸法に切ってあることもある。 

 箱を開けてみると、木材の質はあまり感心しない。松系の材で脂が多く、また、直角が出ていないものもあった。躯体を作るブロックが直角でないと、車体全体がゆがむ。それは捨てて、よく乾燥した材から、直角が出るスライド丸鋸でブロックを切り出した。サイドは航空ベニアがあったので、それを使った。エポキシ樹脂で固めて目止めし、念入りに研ぎ上げた。買い置きの角材で補強部材をつくり、アングルはブラスで作って置き換えた。添付の角材は寸法が怪しく、端のほうは妙に細かったりしたので捨てた。下廻りは新製である。

 さてこれは、キットを組んだのか、それともスクラッチ・ビルドになるのか。自分でも分からぬ。キットの中で使ったのは図面とハッチの鋳物だけである。

 2輌作ったが、一輌は作り方を変えた。下地塗料のまま、ここ10年昼寝している。写真の左奥にある茶色の車輌である。そろそろ完成させねばならない。イナ@ペン氏のブログに最近の写真が紹介されているので、それを参考に最大限のウェザリングに挑戦してみようかとも思っている。

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