2007年10月06日

Baker型連結器

Baker type coupler from 1946MR 最近見ない連結器であるが、1970年代までは日本国内に多量に存在していた。TMS誌にもベーカー型とあるだけで、特に何も説明がなかったし、古い"Yard"誌を調べても、その起源については何も解説がなかった。ただ、左右が反対のタイプ(天賞堂製)を"カーベー"型と茶化した話があるだけであった。

 栗生弘太郎氏はその起源に興味を持たれ、古いMR誌を丹念に探された。そして、ついにその起源に辿り着かれたのだ。その経緯はこのBBSをご覧あれ。

 この写真はまさにベーカー型である。下に垂れ下がった部分は連結されたホースのように見える。驚いたことに、O,S,HOと3種もある。栗生氏が御指摘のように開放ランプの価格が異常に安い。(写真は栗生弘太郎氏御提供)

 左の広告の載ったMRは1946年1月号だそうだ。日本はまさに戦後の混乱期で、その頃のMRを所有している人はいなかったに違いない。おそらく、占領軍の中の趣味人が持ち込んだのだろう。Baker type couplerという言葉とその見本だけが結びついて、日本での製作が始まったと思われる。日本製のベーカー型はアメリカ製の完全なコピィであった。

 特許もずいぶん調べたが、見つかっていない。それも幸いしたのか、日本国内では占有率が100%近かった。しかしアメリカへの輸出はあまりないようだ。インポータが遠慮したのかもしれない。

  

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