2007年09月18日

Kadeeの紹介記事

Kadee紹介記事 ケイディの紹介記事としては最初の記事がこれである。伊藤剛氏による1953年1月16日発行の"Yard"誌69号に載せられた解説記事である。

 ナックルの開閉中心が中心軸上にあるので、引っ張っても外れない理屈を示している。また開放時には、ダイヤモンド型ランプを持ち上げる方式であったことと、ナックル(肘という専門語を用いている)を閉めるバネが現在のものとは全く違う方式をとっていることが分かる。

 カプラの根元にあるバネは左右の首振りに対する復元力を与える。テストでは左右に1/8"の振れがあっても確実に連結し、今までにテストしたものの中で最良のものという褒められ方をしている、とある。

 この記事の最後には、「Kadeeの成功した理由は、バネ入りナックルを使い、全ての操作を積極的に力を使用した点にある」とまとめてある。


 伊藤剛氏のお話では、「現物を見たわけではなく、MRの記事を見て解説を付け加えただけのこと」とおっしゃるが、素晴らしい解説である。力学的考察も加えられていて分かりやすい。

 このころのTMSに、どのくらい伊藤剛氏のお名前が出てくるか数えられた方がいるらしい。二位以下を引き離してダントツの一位であったそうだ。

 昭和20年代はマグネット・モータがほとんどなく、交流による直巻電動機の自動逆転方式の改良記事が目白押しである。そのような時代に、DU(ディレイド・アンカプリング)を含めた運転本位の記事が目立つのはさすがである。

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