2007年09月05日

NMRAのX2E

NMRA X2F by KTM NMRAタイプと日本では呼ばれる。Horn-Hook型ともいう。HOのAthearnの貨車を買うと付いてくるあれである。そのブラス製の製品があったことを御存知の方は少ないであろう。X2Fだと思っていたが、 X2E型というらしい。当時一つ25円であった。高いような安いような価格であった。X2FDU用のひげが付いているものを指すのだそうだ。この頃はディレイド・アンカプリングに対する興味が沸き上がっていた時期であった。

 製造はKTM、基本設計はなんと伊藤剛氏、KTMでの設計は酒井喜房氏であった。巧妙な板金細工で確実に作動するが、推進時に衝撃が掛かると、上下が泣き別れとなる。ハンダがはがれるのである。

 筆者は、正面から上下にまたがる薄いリン銅板を張って、強度を持たせた。すると下の推力を受け持つ部分は、くにゃりと曲がる。そこで、その裏に支えを入れたりしてみたがあまり良いものではない。

 Walthersの製品は、推力を引張力と同じ軸上で受け持つので、壊れない。

X2F side viewFront View さらに詳しい写真である。

 美しいキリンス仕上げの製品で、製造所がどこなのかはまだ突き止めていない。意外に精度は悪く、ホーン(飛び出した板の部分)の位置がものによって、微妙に違う。

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コメント一覧

1. Posted by 寺久保 敦己   2007年09月05日 12:23
”X2E”の存在は今回初めて知りました。写真は一見ロストに見えましたが板金ですね。この時期に日本人が深く関与したことを興味深く思います。
その後、X2Fが出て広く普及しましたが、Kadeeのプロポーションとパフォーマンスには勝てなかった。そのKadeeも基本特許切れで牙城を責められている。自由主義・資本主義だから当たり前の世界ですね。

尚、X2FについてはNMRAは認めないと言っていたそうです。確かにRPにもないですね。
2. Posted by ワークスK   2007年09月27日 20:57
TMS誌1955年3月号ミキストが「自動カプラー、その歴史と構造」を特集していて、その中の一節に「既にカツミ模型店ではOゲージのX2Fの見本が出来上がっており、これは鋳物製であるが、まず板金製の簡略X2Fが発売されるはずである」とありました。そして、同誌同年12月号のカツミの広告に登場しています。スキャンしておきましたので、次をご覧ください。
http://works-k.cocolog-nifty.com/photos/archive/img578.jpg

また、鉄道模型大辞典の「ホーンフック・カプラー」の項目も書き加えました。

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