2007年09月03日

Kadeeの挑戦

Kadee Prototype Kadeeの革新性は、そのナックルの作動する中心をどこに持って行ったか、にある。それまでのメーカには、実物どおりにナックルが開かなければならないという強迫観念があったのだろう。どうしてもナックルのピンで回転させねばならないと思っていた。モナークは、それから脱却できなかったのだ。

 写真は、筆者の持っている最も古いケイディタイプである。材質が悪く折れてしまった。今では考えられないほど粗悪である。ナックルの回転中心は、Trip Pinの部分にある。引張り時にナックル先端を開こうとする力に、耐える必要がない。ナックルを開くことも簡単である。
 
Kadee Side ViewKadee Side View2 側面から見ると、現在のものに良く似ているが、いくつかの違いがある。トリップ・ピンの先端が上下とも加工されていて、引き上げるキィの穴やホース先端の金具を模している。

 現在は、ナックルの戻りは弱いスプリングによるが、これは重力による。内部に斜面があり、ナックルを開くと回転部全体が少し持ち上がる。斜面の角度は25度くらいである。摩擦はそれ程問題にならない。走行中の開放もまずない。

 これでケイディは急速に力をつけたのである。初期の製品はZAMAKと呼ばれるダイキャスト・メタルが割れやすかったが、後にアルミニウムの比率が多いものを採用したようだ。多分シルミン合金に近いものだと思う。

 トリップ・ピンを磁石で動かし、スプリングで戻すようにしたのが、現在のMKDタイプである。MはMagnetic、DはDelayed Uncouplingの頭文字である。  



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