2007年08月29日

続 All-Nation F3

 All-Nation F3 台車枠裏側 台車枠の裏を見てみよう。車輪が当たる上半分は半月状に掘り込んである。これは何のためであろうか。台車はイコライズされていて、各台車枠は回転自由である。ひねると車輪が当たる可能性が大きいところは、あらかじめ深く削ってあるのだ。車輪には球状のオイルレス・メタルがはめ込まれるので、台車のひねりに対応する事が出来る。台車の端梁は、ぴったりはまるように作ってあるので、ひねったときに外れることは無い。

 模型の車輪は実物より厚いので、その分の逃げを必要としている事は言うまでもない。

 台車の組み立て説明書には、「この台車は極めて精密であり、ガタつきがないように設計されている。ヤスリでバリを取る時には、穴の内側を削ることがないようにされたい。」とある。たいした自信である。実際に組み立ててみると、全てが精密に組み上がるからすごい。

台車端梁1台車端梁2 これらの写真をご覧になるとよくお分かり戴ける。左右に細いネジ廻しを差し込んで、ひねりを与えたところである。見事に端梁は台枠の回転になじんでいる。このような構造の台車は他に例を見ない。ガタがあると、端梁は落ちてしまうだろうから、精密さが確保されていないと不可能である。本物にはありえない構造だが、線路へのなじみがよく脱線しにくい。音も静かである。

 ブレーキ・シュウが車輪と同じ面上にある。これも特筆すべきことの一つである。ほとんどの模型の場合、ブレーキ・シュウはかなり外側にある。それが、その模型を玩具っぽく見せている原因の一つであることに、メーカは気づいていない。


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